2013年02月27日
こういう時こそベンチが動かないと
例年よりも1ヶ月早く、ベストな状態にもっていかなきゃいけない状況。この時期は、いつもならオープン戦で調整の期間ですから。そんな言い訳が通用しないのがつらいところですね。
阪神とのWBC日本代表強化試合。結果は3安打完封負けでした。打てませんでした。
松田の状態が良くないと言われていましたが、鳥谷も調子は良くないですね。もちろんその他の選手もです。
オーストラリアとの2戦を振り返ると先発したマー君、マエケンがピリッとしない内容でした。澤村もいきなり無死満塁のピンチを招きました。
それでも、内川→松田→阿部の見事な中継でタッチアップで本塁を狙った三塁ランナーを刺したプレーがありました。
澤村が無死満塁のピンチを招いた時はサードゴロ併殺で無失点で切り抜けました。一見、地味に見えるプレーですが、送球が少しでも逸れたり、ボールを握り直したりすれば併殺は取れていませんでした。何一つ無駄のない、いいプレーでした。
バックがしっかり守って、更なる追加点は与えませんでした。オーストラリア戦は守備力の差が出た試合でした。
本番は球数制限がありますし、継投になります。登板した投手がみんないい投球をするとは限りません。1つのミスが命取りになる場合もあります。堅い守備は重要になってきます。
そういう意味で、守備力を買われて鳥谷がスタメンで起用されているのかもしれません。それはいいです。
ただ、阪神との試合は1点ビハインドの9回表に鳥谷に打席が回ってきました。1点取らないと負けてしまう状況です。
ベンチにはオーストラリア1戦目で繋ぎのヒットを放った井端も控えていましたし、2戦目で4打点の活躍をした稼頭央も控えていました。
坂本に代打を送ってもよかった、鳥谷に代打を送ってもよかったです。最後は代打攻勢を仕掛けてもよかったんじゃないかと思います。
ベンチが動いたのは、福留のところで森福をワンポイントリリーフで起用したところくらいです。あとの選手起用は調整の意味合いでの選手交代にしか見えませんでした。
代表に選ばれた選手たちは、各球団の主力ばかりで、シーズン中なら、余程のことがない限り代打を送られることは、まずないです。でも、レギュラーと控えに差がありませんし、それが出来るのが侍ジャパンなのです。
本番前の強化試合は読売戦を残すのみとなりました。楽な試合なんて1つもないです。選手の力だけではどうにもならないことだってあります。
試合に負けたのは選手だけでなく、ベンチにも責任があります。一週間きったことですし、最後の読売戦は、ここぞというときのベンチワークを見せてほしいです。
あと、阪神の西岡。肘当ては投げて渡すんじゃなくて、ちゃんと手渡ししなさい。
がんばろう日本!
“mind-body unity” NORI