2012年08月31日
相次ぐ不祥事
甲子園に出場した高校の野球部員が犯罪を犯す事件が何件かありました。
もちろん許される行為ではありません。だけど若さゆえの過ちというのもあるので、辛抱しなきゃいけない部分もあります。
高校だけでなくプロ野球でも起こりました。そして社会人までも…。
沖データコンピュータ教育学院の野球部員が酒に酔って、後輩部員に川に飛び込むことを強要し、飛び込んだ部員が溺死するという痛ましい事件が起こりました。
大阪ガスの野球部員と野球部OBが賭博をやっていたことも発覚しました。
あってはならないことです。応援してくださっている方々を裏切り、信頼を損ねる行為であり、大変遺憾であります。
大阪ガスにはドラフト候補の選手もいますし、間違いなく影響が出ることでしょう。
当然ながらこの2チームは日本選手権の予選を辞退しました。
大阪ガスは予選辞退だけでは甘すぎます。もっと重い処分を下した方がいいでしょう。
残念ですが、大阪ガスは当分、野球部の活動は控えた方がいいです。
このままでは野球のイメージがどんどん悪くなるばかりです。野球界全体で再発防止に取り組んでいかなきゃいけません。
悲しいと言うか、憤りを覚えました。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
もちろん許される行為ではありません。だけど若さゆえの過ちというのもあるので、辛抱しなきゃいけない部分もあります。
高校だけでなくプロ野球でも起こりました。そして社会人までも…。
沖データコンピュータ教育学院の野球部員が酒に酔って、後輩部員に川に飛び込むことを強要し、飛び込んだ部員が溺死するという痛ましい事件が起こりました。
大阪ガスの野球部員と野球部OBが賭博をやっていたことも発覚しました。
あってはならないことです。応援してくださっている方々を裏切り、信頼を損ねる行為であり、大変遺憾であります。
大阪ガスにはドラフト候補の選手もいますし、間違いなく影響が出ることでしょう。
当然ながらこの2チームは日本選手権の予選を辞退しました。
大阪ガスは予選辞退だけでは甘すぎます。もっと重い処分を下した方がいいでしょう。
残念ですが、大阪ガスは当分、野球部の活動は控えた方がいいです。
このままでは野球のイメージがどんどん悪くなるばかりです。野球界全体で再発防止に取り組んでいかなきゃいけません。
悲しいと言うか、憤りを覚えました。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月30日
野球の未来は大丈夫なのか?
先日は社会人野球のJABA広島大会を観てきました。
声もよく出ていましたし、常に全力でプレーをしていました。そんな姿に感銘を受けました。
この広島大会の少し前までは甲子園で熱闘が繰り広げられていました。
今回もそうですが、最近の高校野球を観て思うことは、全力でプレーしない選手が多くなったということです。そんなこともあって、高校野球を観たくらいでは、あまり感動をしなくなりました。
昔は投手なら140キロの球を投げるとすごい時代でした。今は140キロの球を投げる投手は何人もいます。150キロの球を平気で投げる投手もいます。打者は平気でその球を打ち返したりします。
昔に比べると、選手の能力、高校野球のレベルは上がっていると思います。しかし、全力でプレーできないのはいかがなものかとも思います。
猛暑の中での試合ですから、集中力を書いてしまうのかもしれません。
手を出すとすぐに暴力だと捉えられてしまう現在の教育の在り方に問題があるのかもしれません。
指導者の力不足なのかもしれませんし、周りの大人たちが甘やかしすぎているだけなのかもしれません。
はたまたプロの影響を受けているのかもしれません。
原因を追求するとキリがありません。
高校生よりも社会人の選手の方がよっぽど一生懸命やっています。技術的なことに関しては社会人の方がレベルが高いことは言うまでもありません。
日本のスポーツといえば野球が中心でした。今はスポーツも様変わりして多種多様になっています。
このままでは野球はどんどんつまらなくなってしまい、置いてきぼりになってしまう可能性もあります。
底辺が崩れてしまうと、その上の段階の野球にも影響を及ぼしかねません。技術云々よりもまずは基本的なことを徹底させる必要があります。
全力でひたむきにプレーするからこそ面白いのです。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
声もよく出ていましたし、常に全力でプレーをしていました。そんな姿に感銘を受けました。
この広島大会の少し前までは甲子園で熱闘が繰り広げられていました。
今回もそうですが、最近の高校野球を観て思うことは、全力でプレーしない選手が多くなったということです。そんなこともあって、高校野球を観たくらいでは、あまり感動をしなくなりました。
昔は投手なら140キロの球を投げるとすごい時代でした。今は140キロの球を投げる投手は何人もいます。150キロの球を平気で投げる投手もいます。打者は平気でその球を打ち返したりします。
昔に比べると、選手の能力、高校野球のレベルは上がっていると思います。しかし、全力でプレーできないのはいかがなものかとも思います。
猛暑の中での試合ですから、集中力を書いてしまうのかもしれません。
手を出すとすぐに暴力だと捉えられてしまう現在の教育の在り方に問題があるのかもしれません。
指導者の力不足なのかもしれませんし、周りの大人たちが甘やかしすぎているだけなのかもしれません。
はたまたプロの影響を受けているのかもしれません。
原因を追求するとキリがありません。
高校生よりも社会人の選手の方がよっぽど一生懸命やっています。技術的なことに関しては社会人の方がレベルが高いことは言うまでもありません。
日本のスポーツといえば野球が中心でした。今はスポーツも様変わりして多種多様になっています。
このままでは野球はどんどんつまらなくなってしまい、置いてきぼりになってしまう可能性もあります。
底辺が崩れてしまうと、その上の段階の野球にも影響を及ぼしかねません。技術云々よりもまずは基本的なことを徹底させる必要があります。
全力でひたむきにプレーするからこそ面白いのです。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月29日
プロでも


JABA広島大会決勝戦。この試合では昨年まで香川オリーブガイナーズでプレーしていた中村真崇選手が7番DHでスタメン出場していました。
第1打席でセンター前にヒットを放ちました。準決勝のワイテック戦でもホームランを打ったそうで、今大会の最高殊勲選手に選ばれました。おめでとうございます。
第51回JABA広島大会 決勝戦
広島東洋カープ−三菱重工広島
三菱広島 010 000 002:3
カ ー プ 020 200 00X:4
この試合は2回表に國本選手のソロホームランで三菱重工広島が先制します。完璧なあたりでした。
國本選手は今大会、自身通算3本目のホームランで首位打者賞も獲得しており、打撃は好調だったようですね。
カープは2回裏に廣瀬選手の逆転2ランですぐさま逆転します。初球、内角のスライダーでした。これもうまいバッティングでした。
廣瀬選手は第2打席も初球を打ちました。打った球はストレートでした。結果はショートゴロでしたが、第1打席で変化球を打っているので、初球はまっすぐでくるだろうという読みはさすがだなぁと思いました。
この場面、三菱重工広島にとっては二死1、3塁のピンチだったのでよく凌ぎました。
カープは4回裏にも中村憲選手の二塁打、土生選手の内野安打で2点を追加します。
三菱重工広島の先発は秋田投手でした。光星学院卒で昨年夏の甲子園の準優勝投手です。
立ち上がりこそ順調だったものの、廣瀬選手にホームランを打たれてから萎縮してしまったように見えました。
4回を投げて四球4つは、打たれてはいけないという思いからコースを狙いすぎているように思えました。追い込むまではもう少しアバウトでいいと思います。
準決勝で登板した鮫島投手は、狙って三振を取る場面もありましたが、「このあたりに投げておけば野手の正面に打球が飛ぶ」といった具合に打たせてとる投球もしていました。社会人くらいになると、データ収集もしっかりしているので、実戦を重ねていく上で、そのような投球も覚えていったらいいんじゃないかと思います。
4−1、カープのリードで試合前半が終了。後半は三菱重工広島2番手の岩崎投手の好投なんかもあり、スコアは動かず試合は9回表に突入します。
9回表は簡単に二死までこぎつけますが、代打山口選手のショートゴロを庄司選手が一塁へ悪送球。続く横松選手のショートゴロもややバウンドが変わり後ろに逸らす、まさかの連続エラーで二死1、2塁。
ここで福田選手がライト前タイムリーを放ち1点を返します。なおも二死1、3塁。続く実政選手もしぶとく二遊間を抜けるセンター前のタイムリーヒットを放ち1点差。二死1、2塁。一打で同点、長打で逆転のチャンス。
しかし馬澤選手はショートライナーで万事休す。最後の打球も二塁ランナーと重なる嫌らしいあたりでしたが、庄司選手、最後はがっちり捕りました。
プロの投手から連打はなかなか難しいといった印象でした。四球やエラーが絡まないとなかなか得点には結びつかないといった感じでした。
カープとしては最後はヒヤヒヤものでした。エラーが重なると1軍での経験が豊富な菊地原投手でさえも抑えるのは難しいんだなと思いました。
こうして社会人野球の大会にプロが参加してくれるのはありがたいです。社会人のチームはこの大会で得た収穫、課題や反省を踏まえて日本選手権の予選に挑みます。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月28日
大きな意味を持つ快投

JABA広島大会 決勝戦は最後の最後までわからない展開になりました。
試合時間2時間37分。本当はもう少し早く終わる予定だったのです。
試合時間が長引いたのは…
ちょっと言いにくいのですが…えーっと……
庄司ドンマイ!!
決勝戦のレポートは後日。
前にもお伝えしましたように準決勝第2試合の伯和ビクトリーズ-三菱重工広島は鮫島投手が8回参考記録でノーヒットノーランを達成しました。
緩いカーブだったり緩急を織りまぜながら、最後までヒットを打たせませんでした。
おそらく試合の途中で気付いていたと思います。意識していたと思います。
終盤になると、ヒットを打たれまいと、より慎重に、より丁寧な投球になっていました。
例えば、特に僅差の試合では、「ここは絶対に打たれたくない、抑えなきゃいけない」という場面があります。
そういうのを考えると、大きな意味を持つノーヒットノーランだったと言えます。
今年、鮫島投手のいい知らせというのを全くと言っていいほど聞いていませんでした。都市対抗予選では、何度か先発がありましたが、本来の実力を出しきれていませんでした。
9月になると日本選手権の予選があります。参加したチームのほとんどが中国地区のチームで前哨戦と言ってもいいです。
鮫島投手が復活となれば明るい材料です。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
タグ :鮫島優樹
2012年08月28日
いい日旅立ち



和らぐ〜日射しと〜
頬を撫で〜る風〜が〜♪
夏から秋の訪れ〜
告げると〜き〜♪♪
本日は第51回JABA広島大会 決勝戦
広島東洋カープ
VS
三菱重工広島
MAZDA Zoom‐Zoom スタジアム広島よりお届けいたします。
まさかまさかまさかの今年3度目のマツダスタジアムです。
準決勝第2試合、伯和ビクトリーズ−三菱重工広島は7−0、8回コールドで三菱重工広島の勝利です。参考記録で三菱重工広島の鮫島優樹投手はノーヒットノーラン達成です。
もう1イニング見たかったぁ!!
カープの選手、みんなストッキング見せています。社会人野球向けでしょうか?
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月27日
2012年08月26日
夏休み最後の日曜日
丸亀では婆娑羅まつりが行われ、まんのうではモンバスがあり、中讃地区はこの2日間、非常に賑わっておりました。
お隣の岡山もkankoスタジアムに9237人のサポーターの皆様が集まりました。1万人にわずかに届かず惜しいっ!
久々のサッカーです。ファジアーノです。今日は大分との一戦です。
前半から攻めていました。大分よりも倍近くシュートを放つも決めきれずスコアレスドローでした。
一番盛り上がったのは川又選手のロングスローだったかな?
これで決めればもっと盛り上がるでしょうね。
宿題がまだ終わってない子どもたちは一気に片づけちゃいましょう!
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月25日
花火


去年は風向きの関係からか、煙に隠れて綺麗に見えなかったのですが、今年は綺麗に見えました♪♪
何度見ても飽きません。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月24日
一区切り
高校野球の熱戦も終わり、どこか寂しい感じもします。秋の訪れというのも感じます。
地方予選で敗れたチームはすでに新チームとして指導しています。
夏の甲子園と並行して、秋の県大会出場をかけて地域リーグ戦が行われているところもあります。
夏の大会が終わったばかりですが、すでにセンバツにむけた戦いは始まっているのです。
京都では全京都大学野球トーナメント大会が開催されていました。
所属している連盟に関係なく京都府内の大学が一同に集まる大会です。
この大会で京都大学の田中英祐投手が1回戦の成美大戦で被安打5の無失点で完封勝利、準々決勝の大谷大戦では被安打5、1失点と2試合連続で完投勝利を挙げたそうです。
大学野球はすでに開幕しているところもありますが、秋季リーグ戦が続々と始まります。
甲子園でプロのスカウトを唸らせた選手がいました。プロを目指す大学生にとっても、大事なリーグ戦であり、大事な就職活動の場でもあります。
7月に都市対抗野球が開催された社会人野球は、日本選手権の予選がスタートします。
ゆっくりする間もなく次にむけた戦いは始まります。取り残されないようについていかなきゃいけないですね。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
タグ :田中英祐
2012年08月23日
夢の続きをもう一度見たい


画像は過去のセンバツのものです。
その昔、青いハンカチで顔を拭う1人の投手が世間の反響を呼びました。斎藤佑樹投手の早稲田実と田中将大投手の駒大苫小牧の決勝戦は大熱戦でした。
でも自分のイメージとは違っていました。さらに遡り、松坂大輔投手が甲子園を沸かせていた頃、準々決勝で横浜-PL学園の球史に残る大激戦がありました。
ぼくにとって大阪桐蔭-光星学院の決勝戦は、それに匹敵するくらいの好カードでした。
光星学院の金沢投手は本来の調子ではありませんでした。四死球も多く、味方のエラーも絡み、序盤からピンチの連続でした。
1回裏の二死満塁は笠松選手をサードゴロで、3回裏、無死満塁の絶体絶命のピンチは田端選手をサードゴロ。大杉選手が三塁を踏んで封殺、本塁送球で三塁ランナーを挟み併殺。安井選手が四球のあと、笠松選手をファーストファールフライに打ち取りピンチ脱出。必死の守りで先制点を与えませんでした。
しかし、先に点を取ったのは大阪桐蔭でした。4回裏、白水選手のソロホームランで先制します。
5回裏にも田端選手、安井選手の連続内野安打で無死1、2塁。笠松選手の三塁線の送りバントが大杉選手の悪送球を誘い、ランナー2人が還り、2点追加。
3点を追いかける光星学院。しかし、そこに立ちはだかるのは藤浪投手。前日に完封した明徳義塾戦よりも出来がいいと思わせるような内容でした。6回までで1安打とほぼ完璧な内容でした。
7回表、6番の武田選手が四球で出塁し7番の城間選手で、この回の攻撃が完了しました。
残されたイニングは2回。もし、7回表も3人で攻撃が終了していたら北條選手に打席がまわってこない可能性もありました。これで北條選手にも打席がまわってくることが確定したのです。
続きを読む
2012年08月22日
史上初

「相手を幻惑できるのではないか」という馬淵監督の思惑から先発のマウンドに送り出したのは右サイドハンドの福永投手。
立ち上がりこそ制球が乱れて1点献上するも、その後は0を並べました。馬淵監督の読み通りの試合展開でした。
しかし、そこに立ちはだかるのは藤浪投手。明徳打線を寄せ付けませんでした。
好投していた福永投手は6回、高めにいった直球を安井選手に打たれ力尽きました。
第2試合、北條選手の第1打席、高めの変化球を捕らえた打球はセンターへの大きな飛球。上体が浮いていたのでセンターフライかと思いきや打球は伸びてバックスクリーンへ。度肝抜かれました。
第2打席は外の球を捕らえ、快音を残した打球はまたもバックスクリーンに突き刺さりました。
打の二枚看板とも言われている田村選手、北條選手は共に打率5割り以上と絶好調です。
これで決勝戦は大阪桐蔭-光星学院のセンバツ決勝と同じ組み合わせになりました。
今大会、波乱と言えば愛工大名電が初戦で敗れたことくらいで、ほぼ順当でした。
藤浪投手と田村選手、北條選手の力の対決、楽しみです。
近年まれに見る非常にレベルの高い試合、楽しみです。
第14日試合結果
明徳義塾0-4大阪桐蔭
東海大甲府3-9光星学院
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月21日
徹底
初球に倉敷商・西投手の得意とするシンカーに空振りする明徳義塾の打者がいました。
馬淵監督は手を横に振り、口元が動きました。
「あかんてお前…。」
おそらく追い込まれるまではシンカーには手を出すなと言うことだったのでしょう。
西投手を攻略してベスト4進出です。
徹底した指示でここまで勝ち上がってきた明徳義塾。次の相手は大阪桐蔭。
強い相手にどう立ち向かっていくか注目です。
第13日試合結果
作新学院4-8東海大甲府
倉敷商1-4明徳義塾
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
馬淵監督は手を横に振り、口元が動きました。
「あかんてお前…。」
おそらく追い込まれるまではシンカーには手を出すなと言うことだったのでしょう。
西投手を攻略してベスト4進出です。
徹底した指示でここまで勝ち上がってきた明徳義塾。次の相手は大阪桐蔭。
強い相手にどう立ち向かっていくか注目です。
第13日試合結果
作新学院4-8東海大甲府
倉敷商1-4明徳義塾
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月20日
初めて弱い部分を見たような気がした

今大会、最も強烈なインパクトを残した投手でした。注目の打者である光星学院の田村選手、北條選手からも三振を奪いました。
試合に出場した全選手から三振を奪い、今日の奪三振は15を数えました。これで今大会、桐光学園・松井裕樹投手の通算奪三振数は68になり、83個の坂東英二さん、78個の現日本ハム・斎藤佑樹投手に次ぐ歴代3位に名乗りをあげました。
奪三振率に換算すると、坂東さんが12.05、斎藤投手が10.17に対し、松井投手はそれらをはるかに上回る17.00です。驚異的な数字で、その凄さを物語っています。
しかし、松井投手の2012年夏はここまでです。
0−0の状態が続き、8回表に田村選手のタイムリーヒットと北條選手の2点タイムリー二塁打で3点を奪われ、チームは敗れました。
投手には打たれようが抑えようが表情ひとつ変えない、いわゆるポーカーフェイスと感情を表に出すタイプがいます。
松井投手の場合は後者です。「打てるもんなら打ってみろ」と言わんばかりに、まるで相手を見下してる表情だったり、これまで自分の気持ちを表情で表していました。
そんな松井投手に今までに見たことのないような表情をした場面がありました。
失点した8回表、一死1、2塁、光星学院2番の関口選手はショートゴロ。併殺コースでした。
しかし、ショートの二塁送球が逸れ、アウトは二塁封殺のみで併殺が取れずにピンチ脱出とはなりませんでした。(弱い打球で、正確に送球していても併殺が取れたかどうか微妙な打球ではありました)
このとき、たまたま松井投手の表情が映し出されました。ショートを守っているのが後輩の1年生、武選手というのもあったのか、それはどこか「何やってんだ!しっかりしてくれよ!」とでも言いたそうな表情をしていました。
その直後に田村選手、北條選手に連打を浴びました。この2人は、どんな投手であっても怖い打者です。
あのショートゴロで見せた表情は、どこか気持ちに余裕がなかったようにも思えました。
試合終了後は3年生に対して申し訳ない気持ちもあったのでしょう。人目を憚らず咽び泣く松井投手の姿がありました。
これを見たときに「この子は精神面が弱いのかな?」と感じたのも事実です。このあたりが今後の松井投手の課題にもなります。
裏を返せば、まだまだ進化する要素はあるということです。精神面を鍛えれば、もっともっと、とてつもない投手になりそうな予感さえします。
最後、勝って終われるのは全国4000校近くある中の、たった1校だけです。負けて終わるチームがほとんどです。ましてや連続出場すら難しい神奈川の高校です。
来年、例え負けて終わったとしても、ダルビッシュ投手のように涙ひとつ見せずに晴れやかな表情をしてほしいです。
もうあんなに泣く松井投手は見たくありません。いや、泣くんなら斎藤佑樹投手のように勝って泣けばいいんです。
第12日試合結果
光星学院3−0桐光学園
大阪桐蔭8−1天理
準決勝の組み合わせも決まりました。
倉敷商・明徳義塾の勝者−大阪桐蔭
作新学院・東海大甲府の勝者−光星学院
今日の試合で勝ち、センバツ決勝を戦った大阪桐蔭と光星学院の両校が準決勝で顔を合わせることはなくなりました。
予感めいたもの?
ええ、それはもちろんあります。まだどうなるかわからないですけどね。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月19日
堅守の理由は省エネ野球

打球はそんなに簡単に飛ぶもんなんでしょうか。
3回戦を終えた時点で本塁打数は40本を超えています。このままだと大会を通じて50本いくんじゃないかというくらいのハイペースであります。
大会第11日。奪三振数で注目を集めるのは桐光学園・松井裕樹投手です。
今日は7回までで奪三振6とペースは抑え気味でした。しかし残りの2イニングのアウトはすべて三振で最終的には奪三振12で3試合連続の二桁奪三振であります。
奪三振数が増えるということは、それだけ球数も増えるということです。
今日は7回までで99球といいペースできていましたが、終盤はフルカウントになる場面も多く、結果的には142球を費やしました。
明日、登板することになると連投になります。球数の多さは気がかりではあります。
第4試合 宇部鴻城−東海大甲府。
この試合のポイントは2つあります。東海大甲府は本多投手から神原投手の継投でした。
2点ビハインドくらいで神原投手への継投なら想定の範囲内だったことでしょう。それがすぐさま渡辺選手の三塁打で追いついて、同点で継投できたのは東海大甲府にとっては優位な展開でした。
もう1つは宇部鴻城の打線が神原投手を攻略できなかったことです。やはりエースから点を取らないとなかなか勝たせてくれませんね。
1回戦の成立学園戦は1時間16分、2回戦の龍谷大平安戦は1時間39分、そして今日は1時間35分と、東海大甲府の試合は非常に試合時間が短いです。
東海大甲府は3試合を戦って無失策です。投手のリズムが悪いと守備にも影響します。この堅い守りは速すぎるくらいのテンポのよさからきてるのでしょう。
それは相手の宇部鴻城も乗せられたように非常に速いテンポで、好プレーも生まれ、非常に締まった試合になりました。
ただ、この非常に早い試合展開は東海大甲府のペースと言っていいかもしれません。
準々決勝以降に対戦するチームは、このペースに巻き込まれないことも必要になってくることでしょう。
例えばじっくり攻めるとかして、相手のペースにハマらないというのも作戦の1つです。
好球必打は鉄則です。キャッチャーの石井選手は感性の鋭い選手です。例えば今日の試合では、相手がストレートにタイミングが合ってると見るや、変化球主体の組み立てをしました。
じっくり見てきていると感じたら初球はど真ん中のストライクを要求するようなリードができる選手なんだと思います。
なので、じっくり攻める作戦は勇気のいる作戦ではありますけどね。次の対戦相手である作新学院がどんな攻撃をするのか楽しみにしております。
第11日試合結果
仙台育英2−3作新学院
桐光学園4−1浦添商
天理6−2浦和学院
宇部鴻城2−3東海大甲府
そして準々決勝の組み合わせも決まりました。
第12日
光星学院−桐光学園
大阪桐蔭−天理
第13日
作新学院−東海大甲府
倉敷商−明徳義塾
こうして見ると近場同士の対戦が多いですね。
23年ぶりベスト8の倉敷商は明徳義塾と対戦。23年前、ベスト4進出を阻んだのは尽誠学園でした。また四国のチームというのは因縁めいたものを感じます。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月19日
まずは半分


激しい雷雨のため、第3試合は約2時間の試合中断。
こんなときに現れるヒーローが阪神園芸のみなさんです。グランド整備の様子を眺めていると、見とれてしまいます。グランド整備なんだけど、これがなかなか楽しいんですわ。
あと1アウトで試合は成立というところでの中断でした。リードしていた明徳義塾は気が気じゃなかったことでしょう。
2時間待たされたものの、よく再開できました。唯一、初戦を突破した四国勢のベスト8入りは素直に嬉しいです。
第1試合の光星学院−神村学園。
光星学院のライバルと言えば愛工大名電です。初戦で早々と姿を消しライバル不在かと思われましたが、ここにもいました。
この組み合わせ、昨秋の明治神宮大会初戦と同じ組み合わせです。
この時は北條選手のサヨナラ満塁ホームランで決着がつきました。
神村学園にとっては2度目の挑戦でした。しかし、天久選手、田村選手、北條選手の3本のホームランが飛び出し、リベンジとはなりませんでした。
光星学院は送りバントをことごとく失敗し、守りでもミスが出ました。試合内容は決してよくありません。
普通のチームなら、これだけミスが続けば負けてもおかしくない内容でも、誰かのミスを誰かがカバーできるところが強さの証なんでしょう。
第2試合の大阪桐蔭−済々黌は投打が噛み合った大阪桐蔭の勝利。
澤田投手が先発し、完投しました。藤浪投手を見たくて球場に駆けつけた人は思いきり肩透かしを食らいました。この日しか観にこれないという人はガッカリしたに違いありません。
澤田投手は超高校級の投手の存在で控え投手にはなっているものの、エースに値するくらいの投手です。藤浪投手を温存したからといって、決して相手をナメてたわけではありません。
また黄色く染まったアルプスの大応援は圧巻でした。藤浪投手が登板してたら、もっと声援は大きくなってたんでしょうね。
第10日試合結果
光星学院9−4神村学園
済々黌2−6大阪桐蔭
新潟明訓0−4明徳義塾
倉敷商5−1秋田商
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月18日
エース



行く前は雨の予報もありましたが、晴れてよかったです。ただ日射しがきつすぎました。目がチカチカしました。
さて遅くなりましたが第9日のレポートいきます。
第1試合
浦和学院−聖光学院
接戦を予想しておりましたが、大差がついてしまいました。
聖光学院が逆転されてからなかなか反撃できなかったことが理由の1つなんでしょう。
聖光学院の岡野投手は初回こそ無難な立ち上がりを見せたものの、手探りの状態で投げていたような感じでした。
多彩な球種を持っていて2回は持っている球種を一通り投げていました。それも浦和学院の各打者が岡野投手のストレートを的確に捕らえられたからです。
投手が交代してもその狙いは変わりませんでした。ストレートをきれいに弾き返す浦和学院の打線は好調です。
第2試合
宇部鴻城−佐世保実
宇部鴻城が21安打12得点の猛攻を見せました。
逆転した5回表、無死2塁で山岡選手の打席、ベンチの指示で外野を前に寄せました。その前進していた右中間を破られました。
投手を交代した直後に金丸選手に逆転2ランを打たれました。やることがことごとく裏目に出てしまいました。
宇部鴻城にとっては3回戦以降、相手に脅威を与える猛打であります。
第3試合
龍谷大平安−東海大甲府
着実に得点を重ねた東海大甲府が逃げ切りました。
神原投手の力投も光りました。なかでも龍谷大平安の4番、高橋選手との対決は見ごたえありました。
初戦の旭川工戦は4安打でした。風の影響からか、この日は第1試合からホームランがたくさん出ていましたし、怖いバッターではありました。
その高橋選手を第1打席は変化球で空振り三振。
第2打席は力みからか、制球が乱れて3ボール0ストライクになりました。しかし、フルカウントまで持ち直して2打席連続となる空振り三振を奪いました。
第3打席はストレートでショートゴロ。
9回に先頭でまわってきた高橋選手の第4打席。逆転を信じ、平安アルプスの声援は一際大きくなりました。それは外野席を巻き込むどころか、バックネット裏の人たちも手拍子をしていて、東海大甲府にとっては完全なアウェー状態でした。
先頭が出塁すれば雰囲気が変わりそうなところをきっちりとショートゴロ。9回は1点こそ取られたものの、高橋選手を4打数無安打と完璧に抑え込んだことが、勝利を呼び込みました。
2回以降は毎回、安打を打たれて決して本調子ではなかったと思います。
神原投手に一番タイミングのあっていた基村選手を7回裏一死3塁のピンチで空振り三振を奪うなど、ここぞというところで、いい投球ができました。バックの堅い守りもありましたが、エースらしい投球でした。
第9日試合結果
浦和学院11−4聖光学院
宇部鴻城12−7佐世保実
龍谷大平安2−4東海大甲府
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月18日
何でこうなるの?
2009年夏 第91回
龍谷大平安−中京大中京
5−1で中京大中京の勝利。
中京大中京はこの年に全国制覇。堂林選手がいました。
2010年夏 第92回大会
京都外大西−新潟明訓
5−3で新潟明訓の勝利。
2011年春 第83回センバツ
静清−京都成章
9−3で静清の勝利。
そして昨日の龍谷大平安−東海大甲府は東海大甲府が勝ちました。
ぼくが見に行くときは京都の高校がよくあたります。
でもぼくが見に行くと京都勢は負けてしまいます。
今年の地方大会の京都大会でようやく京都の高校が勝つ試合を観れました。←当たり前です。
なんかほんとに…
申し訳ありませんm(_ _)m
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月17日
きゃろらいんちゃろんぷろっぷ…みたいな


えー本日のゲストは、きゃりーぱみゅぱみゅさんです。
この中には出場49代表校の選手名鑑が入っております。
残念ながら、ぼくの部屋にへその緒を飾られておりません。
本日は第94回全国高校野球選手権 第9日
浦和学院−聖光学院
宇部鴻城−佐世保実
龍谷大平安−東海大甲府
阪神甲子園球場よりお届けいたします。
雨天順延の影響で1試合減ってしまいました…。
まぁいいです。ゆっくりできそうですから。
2季連続の浦和学院。
2年連続の聖光学院。
地方大会でもお目にかかった龍谷大平安。
他の高校も…。
これも何かの縁ですな。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月16日
マジカル頭脳パワー…みたいな

例年なら空いてる道路も、いつもと変わりませんでした。
お盆なのにお盆のような感じがしなかったのが今年のお盆でした。
第1試合の作新学院−立正大淞南は作新学院が19安打19得点と打って打って打ちまくりました。
この試合の戦評を書いている記事を見つけたのですが、ツッコミ入れたくなる部分がありました。
「(立正大淞南は)打線の援護もなかった」
打線の援護て……
20点取れとでも言うのでしょうか。
この試合に関して言えば、10点取っても打線の援護がなかったことになりますよ。
第2試合は今治西戦で大会新記録となる22奪三振をあげた松井裕樹投手を擁する桐光学園と杵築戦で14得点を挙げた常総学院が対戦。互いに持ち味を発揮しました。
松井投手から5点を取った常総学院はすごいんですが、それ以上に目立ったのが松井投手の19奪三振です。
自身の記録に次ぐ歴代2位の記録です。高校野球史の奪三振数で自分の名前を2つ残したことになります。
ちなみに1大会における個人の最多奪三振は坂東英二さんの83がトップの数字です。
松井投手は2試合で41奪三振。ベスト4くらいに勝ち進めば坂東さんの記録に並ぶか追い抜くかくらいは出来そうな気がしそうなものです。
まぁでも色気を出してしまうと、いけないと思うので、自分のペースで投球してもらいたいです。
第8日試合結果
作新学院19−3立正大淞南
桐光学園7−5常総学院
浦添商6−1滝川二
天理6−2鳥取城北
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月16日
教訓は生かされた

第2試合、倉敷商−松阪。
倉敷商が2点リードする展開。しかし、5回裏に松阪が集中打で3点奪い逆転。
倉敷商にとっては先制しながらも逆転されたのはセンバツの作新学院戦と同じ展開。
センバツでは逆転されてからバッティングが消極的になってしまったと倉敷商・森光監督は振り返っていました。
しかし、この試合では最後まで積極性は失われませんでした。
凡打に終われば淡白な攻撃になります。それでもファーストストライクを狙っていく姿勢を貫き通しました。
8回表は一挙6得点で逆転。松阪としては打ち取ったはずの打球がポテンヒットになり、それが2本続いて同点、逆転。松阪守備陣の隙をついて足を使ったり、プッシュ気味のスクイズ(記録は内野安打)でかき回したり…。鮮やかな逆転劇でした。
「最後は倉敷商に勝利の女神は微笑んだのかなぁ」とは松阪・松葉監督の弁です。
これは倉敷商が自分たちのやるべきことをやったからこそ勝利の女神は微笑んだんだと思います。
あのポテンヒット2つにしても、バットを振らないことには何も起こりません。
松阪・竹内投手の球が浮き始めていたこともあり、積極的にいった結果がポテンヒットに繋がったのです。
竹内投手の投球数は9回を投げて108球でした。8失点した投手とは思えないほどの少ない球数です。これもまた倉敷商の積極的なバッティングを表す数字でありました。
第7日試合結果
明徳義塾3−2酒田南
倉敷商8−3松阪
秋田商8−3福井工大福井
飯塚3−6仙台育英
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