2012年08月19日
堅守の理由は省エネ野球

打球はそんなに簡単に飛ぶもんなんでしょうか。
3回戦を終えた時点で本塁打数は40本を超えています。このままだと大会を通じて50本いくんじゃないかというくらいのハイペースであります。
大会第11日。奪三振数で注目を集めるのは桐光学園・松井裕樹投手です。
今日は7回までで奪三振6とペースは抑え気味でした。しかし残りの2イニングのアウトはすべて三振で最終的には奪三振12で3試合連続の二桁奪三振であります。
奪三振数が増えるということは、それだけ球数も増えるということです。
今日は7回までで99球といいペースできていましたが、終盤はフルカウントになる場面も多く、結果的には142球を費やしました。
明日、登板することになると連投になります。球数の多さは気がかりではあります。
第4試合 宇部鴻城−東海大甲府。
この試合のポイントは2つあります。東海大甲府は本多投手から神原投手の継投でした。
2点ビハインドくらいで神原投手への継投なら想定の範囲内だったことでしょう。それがすぐさま渡辺選手の三塁打で追いついて、同点で継投できたのは東海大甲府にとっては優位な展開でした。
もう1つは宇部鴻城の打線が神原投手を攻略できなかったことです。やはりエースから点を取らないとなかなか勝たせてくれませんね。
1回戦の成立学園戦は1時間16分、2回戦の龍谷大平安戦は1時間39分、そして今日は1時間35分と、東海大甲府の試合は非常に試合時間が短いです。
東海大甲府は3試合を戦って無失策です。投手のリズムが悪いと守備にも影響します。この堅い守りは速すぎるくらいのテンポのよさからきてるのでしょう。
それは相手の宇部鴻城も乗せられたように非常に速いテンポで、好プレーも生まれ、非常に締まった試合になりました。
ただ、この非常に早い試合展開は東海大甲府のペースと言っていいかもしれません。
準々決勝以降に対戦するチームは、このペースに巻き込まれないことも必要になってくることでしょう。
例えばじっくり攻めるとかして、相手のペースにハマらないというのも作戦の1つです。
好球必打は鉄則です。キャッチャーの石井選手は感性の鋭い選手です。例えば今日の試合では、相手がストレートにタイミングが合ってると見るや、変化球主体の組み立てをしました。
じっくり見てきていると感じたら初球はど真ん中のストライクを要求するようなリードができる選手なんだと思います。
なので、じっくり攻める作戦は勇気のいる作戦ではありますけどね。次の対戦相手である作新学院がどんな攻撃をするのか楽しみにしております。
第11日試合結果
仙台育英2−3作新学院
桐光学園4−1浦添商
天理6−2浦和学院
宇部鴻城2−3東海大甲府
そして準々決勝の組み合わせも決まりました。
第12日
光星学院−桐光学園
大阪桐蔭−天理
第13日
作新学院−東海大甲府
倉敷商−明徳義塾
こうして見ると近場同士の対戦が多いですね。
23年ぶりベスト8の倉敷商は明徳義塾と対戦。23年前、ベスト4進出を阻んだのは尽誠学園でした。また四国のチームというのは因縁めいたものを感じます。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
2012年08月19日
まずは半分


激しい雷雨のため、第3試合は約2時間の試合中断。
こんなときに現れるヒーローが阪神園芸のみなさんです。グランド整備の様子を眺めていると、見とれてしまいます。グランド整備なんだけど、これがなかなか楽しいんですわ。
あと1アウトで試合は成立というところでの中断でした。リードしていた明徳義塾は気が気じゃなかったことでしょう。
2時間待たされたものの、よく再開できました。唯一、初戦を突破した四国勢のベスト8入りは素直に嬉しいです。
第1試合の光星学院−神村学園。
光星学院のライバルと言えば愛工大名電です。初戦で早々と姿を消しライバル不在かと思われましたが、ここにもいました。
この組み合わせ、昨秋の明治神宮大会初戦と同じ組み合わせです。
この時は北條選手のサヨナラ満塁ホームランで決着がつきました。
神村学園にとっては2度目の挑戦でした。しかし、天久選手、田村選手、北條選手の3本のホームランが飛び出し、リベンジとはなりませんでした。
光星学院は送りバントをことごとく失敗し、守りでもミスが出ました。試合内容は決してよくありません。
普通のチームなら、これだけミスが続けば負けてもおかしくない内容でも、誰かのミスを誰かがカバーできるところが強さの証なんでしょう。
第2試合の大阪桐蔭−済々黌は投打が噛み合った大阪桐蔭の勝利。
澤田投手が先発し、完投しました。藤浪投手を見たくて球場に駆けつけた人は思いきり肩透かしを食らいました。この日しか観にこれないという人はガッカリしたに違いありません。
澤田投手は超高校級の投手の存在で控え投手にはなっているものの、エースに値するくらいの投手です。藤浪投手を温存したからといって、決して相手をナメてたわけではありません。
また黄色く染まったアルプスの大応援は圧巻でした。藤浪投手が登板してたら、もっと声援は大きくなってたんでしょうね。
第10日試合結果
光星学院9−4神村学園
済々黌2−6大阪桐蔭
新潟明訓0−4明徳義塾
倉敷商5−1秋田商
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