2013年06月04日

スポーツマンシップとは何か


決勝トーナメント進出、都市対抗出場は社交辞令だったのでしょうか?


何だか、プロ野球のシーズン終盤に本塁打王や首位打者争いをしている選手が全打席敬遠されているような見苦しい試合でした。


こんな試合、初めて観たもので、ひょっとしたら過去にも同じような事例があり、自分が知らないだけなのかもしれません。


シティライト岡山-伯和ビクトリーズの試合は、物議を醸す試合になりました。今後の順位決定方式を見直さなきゃいけない試合でした。


6月4日
第84回都市対抗野球大会中国地区二次予選

予選リーグ
シティライト岡山-伯和ビクトリーズ

シティ100 110 000 010:4
伯 和100 010 002 011:5


スコアだけ見ると伯和の粘りが凄いと思われるかもしれませんが、そうじゃないんです。


9回裏の伯和の2点は、二死ランナーなしから敬遠四球4つとエラーのノーヒットで与えた2点ですから。


事の発端は、その前の試合のJFE西日本-ツネイシの試合で、ツネイシがJFEに逆転負けをしたことから始まりました。


この4チームは同じブロックです。予選リーグの成績が上位の2チームが決勝トーナメントに進めます。


もしツネイシが勝っていれば、JFEと勝敗が2勝1敗で並び、すでに予選リーグ2敗をしていたシティライトは、この時点で決勝トーナメント進出の望みが絶たれていました。でもツネイシが敗れたためにシティライトにも首の皮一枚繋がりました。


1勝1敗の伯和に勝てば3チームが1勝2敗に並びます。そうなると得失点率というのが影響してきます。


詳しいことは省略しますが、シティライトが決勝トーナメントに進出するためには、3点差以上で伯和に勝つことが条件でした。


だから9回表の時点でスコア3-1なので、あと1点足りなかったということです。だから、わざと同点にして、延長で3点以上取るという捨て身の作戦に出て失敗したというわけです。


11回表に1点勝ち越すものの、1点じゃ足りないから、11回裏に同点に追いつかれるのは当然のことだったのです。


9回裏二死まではいい試合だったんですけどね。シティライトの攻守の要、藤井選手なんか走塁で足を痛めながらも強行出場して、足を引きずりながらプレーしていて、すげぇガッツだなぁと思っていたんですけどね。


そもそも足を痛めたのは無死1、2塁で谷選手のレフトへのライナー性の飛球で帰塁しようとした際に痛めたものでした。藤井選手は三塁ベース手前まで来ていて、足を痛めてなくても、おそらく戻れなかったでしょう。


たらればの話はしてはいけないけど、この判断ミスも見苦しい試合になった要因の1つなのです。


併殺で二死1塁となった直後に坂口選手のタイムリー三塁打が出ました。判断ミスが無ければ2点入っていて、最終的には4-1のスコアでした。


そうなると、伯和の決勝トーナメント進出の最大の立役者は、7回表二死2塁、藤井選手のセンター前ヒットで本塁を狙った二塁ランナーを刺し、4点目を阻止した伯和の中堅手の上田選手ということになるんでしょうね。


シティライトの気持ちもわからないこともないです。でも、自ら勝つことを放棄してしまうのは如何なものでしょうか。


シティライトを応援していた人たちも勝つところを見たかったんじゃないでしょうか。


伯和を応援していた人で、勝って気分のいい思いをした人はいるんでしょうか。球場で観ていた人で気分のいい思いをした人はいるんでしょうか。


こんなことをしていると、監督の進退にも関わります。


この試合でいい思いをした人なんて誰もいないでしょ。


社会人野球に泥を塗られたみたいで、ただただ残念です。


がんばろう日本!


“mind-body unity” NORI




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