2011年01月10日

大人になって気づいたこと

私も年を取ってしまって、最近の子ども向けアニメには全くついていけない。でも、テレビ放送開始から20年以上経った今でも根強い人気を誇るアンパンマンくらいならついていける。


アンパンマンの人気は、まず第一に、ばいきんまんのおかげでもある。アンパンマンには、いつもやられっぱなしのばいきんまんであるが、アンパンマンは顔を汚されると力が出なくなるという弱点がある。その弱点をついて後一歩のところまで追い詰めるものの、結局最後はやられてしまう。いや、ごく少数の子どもを除いて、アンパンマンをやっつけてしまうと、みんなを悲しませてしまうことを知っている。よく悪さもするけど、時にはアンパンマンと共に闘ったりもする。ばいきんまんこそ、最高のエンターテイナーである。彼は彼なりに素晴らしい生き方をしていると思う。


アンパンマンも決して強いわけではない。新しい顔を焼いてくれるジャムおじさんがいて、それをアンパンマンの体めがけてストライク送球、絶妙なコントロールを持つバタコさんがいるからこそ強さを発揮できる。



何か壁にぶち当たったり、悩みがあった時には1人で考え込んだり、解決しようとしなくていいのだ。誰かに頼り、助けを求めたっていいのだ。周りにはたくさん仲間がいる。人はたくさんの人に支えられながら生きている。


こんなことを言っても、小さな子どもにわかるはずがない。何気なく観ていた子どもの頃と違い、大人になって観てみると結構、奥が深い。


母校のグランドのベンチには黒板があり、そこに2つの言葉が書かれてあった。その言葉が「謙虚」と「感謝」である。その当時は、ただ書かれてあるという感覚で、言葉の意味なんて全く理解しようとしなかったけど、ようやくわかってきたような気がした。


今日は成人の日。新成人を迎えた人たちも、きっとこれから、いろんな発見があることだろう。


“Dash on” NORI





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