2011年11月01日

なにわで東京対決 前編

史上初の大阪開催。
決勝戦は東京都同士の顔合わせとなりました。82回の歴史の中で意外にも初めてだったそうです。


都市対抗野球決勝戦。
NTT東日本−JR東日本。


この試合はJR東日本が十亀投手、NTT東日本が小石投手とほぼ予想通りの先発で始まりました。西武のドラ1、ドラ2が先発するという非常に珍しいケースでした。

両投手とも初回は3人で抑えますが、試合は序盤から動きました。

2回表、NTT東日本の攻撃。
一死から高尾選手がショート後方にポトリと落ちる、十亀投手にとっては不運な二塁打を放つと、続く平野選手が三遊間を破るヒット。二塁ランナーは三塁をまわりホームへ。JR東日本のレフト川端選手が好返球を見せるものの、わずかに逸れてこれがタイムリーヒット。NTT東日本が先制します。


続く越前選手もヒットで十亀投手は3連打を浴びますが後続を断ち、この回を1点で切り抜けます。

しかし、十亀投手は3回表、二塁打と四球で一死1、2塁となったところで無念の降板。このピンチを2番手・片山投手の好投で無失点で凌ぎます。片山投手はその後もロングリリーフで好投します。


片山投手が好投しているうちに反撃したいJR東日本。ヒット1本出れば流れも変わるはず。しかし、小石投手が快投を見せます。


今日のJR東日本のスタメンは右打者が7人。この右打者に対して変化球でカウントを整えて、最後はアウトハイのまっすぐというのが主な組み立てでした。


このパターンで6回までに11奪三振、無安打という素晴らしい投球を見せます。JR東日本の各打者がボール球に手を出していたというより、甘い高さに見えるから、つい手が出てしまったのでしょう。しかも出所が見づらい独特な変則フォームに緩い球のあとのまっすぐというのもあって振り遅れてしまうのでしょう。


ところが、このパターンが若干変わったところに落とし穴が待っていました。


7回裏、JR東日本の攻撃。
この回の先頭打者、松本選手の打席。2ボール2ストライクから選んだ球は外のスライダーでした。


この球が真ん中くらいの高さにいってしまい、松本選手に左中間へ大きなあたりを打たれてしまいます。これがチーム初ヒット、しかも同点ホームランになりました。


その後、死球とヒットで一死1、2塁となったところで抑えの切り札の末永投手を投入。このピンチを凌ぎ同点で切り抜けます。


後編へ続く。



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