2012年02月14日

動向が気になる

大学時代はプロのスカウトからも注目されていた選手でした。しかし、選んだ道はプロ志望届を出さずに社会人入りでした。そんな選手は何人かいるものです。


その1人が大阪ガスの松永昂大投手です。サイドハンドから140キロを超える球を投げるサウスポーです。


松永投手は今年がドラフト解禁年になります。阪神の能見投手、小嶋投手、そして広島の岩見投手。大阪ガスは近年、優秀な左腕投手をプロに輩出しています。


阪神が今年のドラフト候補にリストアップしたとの情報もあります。もし本当に阪神入団が実現したとしたら、能見投手と小嶋投手で大阪ガス左腕トリオが形成されます。そこに東京ガス出身の榎田投手が加われば、ガス左腕カルテットなるものが形成されます。夢は膨らみます。


問題なのは、プロ入りの意思があるかどうかわからないところです。社会人は高校生や大学生みたいにプロ志望届を提出する義務がありません。在学中にプロ志望届を提出しながら、指名から漏れたというのならわかりますが、松永投手は大学時代にプロ志望届を出さずに社会人入りをしました。


プロのスカウトから実力を認められながらも社会人で野球を続ける選手はいます。アマチュアの野球選手にとって、プロ野球がすべてではないのも事実です。


プロ野球選手になって活躍すれば、大金を稼ぐことができます。しかし、そのような選手はほんの一握りにすぎず、大半の選手はプロで活躍できずにリストラされ職を失ってしまうシビアな世界です。社会人は野球を辞めたとしても、社業に専念すればいいので、野球を辞めたからといって職を失ってしまうわけではありません。そんな背景もあるのでしょう。


いずれにせよ、松永投手には会社のために、自分のために、大阪ガスを09年以来3年ぶりの都市対抗野球大会出場に導いてもらいたいですね。都市対抗は補強制度というのがあって、自チームが出場出来なくても、他チームから声がかかれば、個人としては出場できるんですけどね。


松永投手は高松商OBであり、香川県出身者であります。過去にも紹介した法大の多木裕史選手(坂出高卒)もいます。隠し玉的存在でBCリーグ福井の兄・貴之投手(小豆島高卒)と関西独立リーグ紀州の弟・将平投手(丸亀城西高卒)の関口兄弟もいます。


県外を見渡せば香川県出身選手のドラフト候補は意外といるもんです。秋には運命の1日という日があるから、それまでの楽しみも膨らみます。


がんばろう日本!


“new challenges and my new style” NORI




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