2013年04月25日

ババ抜き



例えば東京ドームなら、ホームランの出やすい球場として知られています。


3月1日に蔵本で行われた徳島ISとJR四国のオープン戦は両チーム合わせて17四死球が出た試合でした。


JR四国の南川投手が、スライダーが抜けて顔を背ける場面を何度も見ました。


これは、投手の技術がないだけでないような気がします。蔵本のマウンドは投手泣かせなのか、四球がよく出る球場です。


なので、ある程度の四死球は目を瞑らないといけないのかもしれません。投手は、四球を出しても引きずらないこと、早く切りかえることが大事になってきます。


4月25日
四国アイランドリーグplus公式戦

JAバンク徳島スタジアム
徳島IS−香川OG

香 川000 002 000:2
徳 島010 200 00X:3

バッテリー
(香)渡辺(6.1)≫永川(0.2)≫田村(1)−大川

(徳)小松(6)≫安里(1)≫入野(1)≫シレット(1)−小野


四球が出やすいということは、ボール先行の投球になりやすいということでもあります。


大谷龍選手のホームランは、変化球が2球外れて、2ボールからの外角高めのまっすぐでした。打者有利のカウントから逃さず打った大谷龍選手はナイスバッティングでした。ちなみに桜井選手の3ボール1ストライクから打ったレフト前ヒットも1つ間違えればホームランになっているような危険な球でした。


打たれた渡辺投手は仕方ないと割りきればいいんです。四球がよく出るのは承知の上ですが、ホームランを打たれた大谷龍選手の第2打席に与えた四球はもったいなかったです。


1球目カーブ外れてボール、2球目チェンジアップでストライク、3球目ストレート外れてボール、これで2ボール1ストライクです。


打者有利のカウントのように思われますが、そうでもないようにも思いました。大谷龍選手はこの3球いずれも違う球種を見せられました。次にくる球は何なのか、狙いを絞りにくかったんじゃないでしょうか。


もしヤマを張られて2打席連続のホームランを打たれていたとしたら、それはババ抜きでジョーカーを引いたようなものです。この打席ではジョーカーを引く確率は低かったように思います。だから四球は与えてほしくなかったのです。


ババ抜きでは、カードをわざと1枚だけ上にあげたり、カードを入れ替えたり、何もせずじっとしていたりと、相手にジョーカーを引かせようとあの手この手を使った駆引きがあります。


これって、野球と同じじゃないかと思いました。野球でもいろんなところで駆引きがあります。自分の狙い球がきたけど打ち損じてしまった場合は、ペアになるカードがなくて、捨てられなかったといったところでしょうか。


話がそれて随分長くなりました。


渡辺投手は、3失点で敗戦投手になりました。4回裏の松嶋選手のライトオーバー2点タイムリー二塁打は大木選手の前進守備が裏目に出ただけです。打者のタイミングを外す上手い投球ができていましたし、そんなに悪い印象はなかったです。


去年はボロボロだった徳島の内野守備、今日はよかったです。今日は守りで勝ったようなものです。


香川は同点に追いつけるチャンスはありました。6回表、国本選手の併殺崩れで1点返したあと、二死満塁で大川選手がレフト前にヒットを放ちました。ここで同点のランナーとなる二塁ランナーを三塁でストップさせました。レフトは定位置付近で打球を捕りましたし、普通ならまわしてもいい場面でした。


次は代打で牟禮選手が控えていました。いいところで、彼のバットに期待をかけたのでしょう。勝負よりも育成を選択したということにしておきます。


がんばろう日本!


“mind-body unity” NORI




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