2012年01月12日

クリーン

昨年10月2日。リーグチャンピオンシップで徳島インディゴソックスが総合優勝を決めました。


この試合、西田監督が本塁クロスプレーの判定を巡り、猛抗議するシーンがありました。


一死2塁の場面で島袋選手がレフト前ヒットを放ち、二塁ランナーの亀澤選手が本塁を突くもタッチアウトというものでした。


島袋選手のヒットの直前に送りバント失敗というのがありました。もし送りバントを決めて三塁にランナーを進めていたら、このヒットで楽々ホームに還られた場面でした。


必死になってるのはわかりますが、バント失敗という弱みを抗議によって消そうとしているような気がして、この抗議が馬鹿馬鹿しく思えました。


今思えば、あのときに抗議をした時点で負けだったのかなと思ってたりもします。ここの部分も徳島との差だったのかなと思ってたりもしています。


昨季の西田監督は退場と出場停止処分がありました。過去のシーズンにも退場歴はありますが、一昨年と比べると抗議する場面は多かったと思います。


守備でエラーをしてしまうように、審判の方々も誤審をしてしまうこともあります。それで泣いたり笑ったりするのも野球です。


アイランドリーグの審判の方々のレベルはお世辞にも高いとは言えないかもしれません。審判も人間です。判定を不服として頭に血を上らせて怒りをぶつけたら、自信を持ってジャッジした審判の方も腹が立つことでしょう。それによってまた不利な判定をされてしまえば悪循環です。なかには萎縮してしまって、堂々とジャッジできなくなる方もいるかもしれません。これでは審判の技術は向上しませんし、育ちません。


ある日の試合、ぼくが注目していた亀澤選手が見逃し三振をした打席がありました。ぼくもスタンドから見ていて、見逃した球は高めに外れたんじゃないかと思いました。しかし、判定はストライク。試合後、この打席について亀澤選手に尋ねました。


「高いと思ったんですけどねぇ。まぁ仕方ないです。」


これが本来あるべき姿です。本来なら判定に関しての抗議はできないのです。西田監督も一度の退場で済みましたが、本当なら何度退場になってたかわかりません。もちろん、引き締まったいい試合をお見せするには審判の厳格で公正なジャッジは必要不可欠です。


ひとつ、これだけは言えます。野球のルールに関して、より詳しいのは選手や首脳陣よりも審判の方々です。


審判にもちゃんと敬意を払わないといけないし、審判の威厳も保ってあげないといけません。たとえ自軍にとって不利な判定になったとしても、それには従わなければいけません。たとえそれが起こってしまっても、それに屈しない強い精神力を持つことも強いチームの条件だとも思っています。


事あるごとに不満な態度を示していると球場全体も険悪な雰囲気になってしまいます。それでは、いい試合をお見せしようとしても出来ません。


他の人が認めたとしても、ぼくは過剰な抗議は認めないことにします。


がんばろう日本!


“new challenges and my new style” NORI



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