2012年02月05日

ベテランから見習うもの

今日の猛虎キャンプリポートのゲスト解説は村上隆行さん。近鉄のOBです。


あれ?今年から関西独立リーグに新規参入する06ブルズの監督さんなのに、チームをほったらかしにして大丈夫なんでしょうか?


村上さんで印象に残っている出来事があります。村上さんはかつて大阪ゴールドビリケーンズの監督も務められておられました。


鳴尾浜で行われた、ある日の阪神2軍とのプロアマ交流戦でした。ぼくはビリケーンズの選手たちの打撃練習を見ておりました。その打撃練習の最後の方に、おもむろにバットを持ち、軽く素振りをしてバッターボックスに向かう村上監督の姿がありました。


打ったのは2、3球程度でした。力みのないスイングから放たれた打球は、きれいなアーチを描き、軽々と柵を越えていきました。すごいの一言でした。


軽く振ってるように見えるんだけど、打球を遠くに飛ばす技術は本当に惚れ惚れしました。元プロ野球選手と独立リーグの選手の差と言ってしまえばそれまでですが、現役の選手よりも監督の方がいいバッティングをしていました。


村上さんの話はここまで。


今日のシートノックは外野同士でポジションを入れ替えていました。レフトには隼太。内野への返球がどれも中途半端。大学時代はライトを守っていました。不馴れな部分はあったと思います。同じ外野でもポジションが違うと、こうも違うものなのかと思い知らされました。出場機会を求めるなら、どこでも守れた方がいいもので、レフトの練習もやっておいた方がいいです。


出場機会を求めると言えば、城島さんでしょう。残念ながら、故障の影響で、今の段階では開幕からキャッチャーを守るのは厳しいみたいです。


そこで、シートノックの時に連日、就いてるポジションがファーストです。ファーストにはブラッズがいます。ブラッズとファーストのポジションを競わせるのか?ということになります。


ただ、ぼくの中では城島さんはあくまでもキャッチャーという認識です。


アニキがFAで阪神にやって来たのは03年でした。当時の外野は売り出し中の濱ちゃんがいて、バリバリのレギュラーだったひーやんがいて……と、赤星さんはレギュラーを剥奪されるかもという危機感を抱いて、必死になって打撃練習に取り組みました。その結果、打率も3割を超え、センターのレギュラーを不動のものにし、リーグ優勝に大きく貢献しました。


ブラッズは昨年、不本意な成績に終わりました。だから、城島さんの一塁起用は03年の時のように、ブラッズに奮起を促すものであってほしいのです。


城島さんは外野の守備にも挑戦したそうです。これは試合に出させてもらうための手段であり、このままではベンチスタートになることを感じているのでしょう。城島さんは今年が4年契約の3年目。今年、成績が悪けりゃ来年は引退も覚悟して挑まなきゃいけない可能性だってあります。危機感があるように思えます。


プロ野球は生き残れるか残れないかの世界です。こんな城島選手の姿から若手は何かを感じ取ってほしいと思う次第であります。


がんばろう日本!


“new challenges and my new style” NORI



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