2012年01月28日

あくまでも平等に

センバツの選考が終わりました。ある新聞では、今回、選考委員を務めた元NHKアナウンサーでスポーツアナリストの西田善夫さんのコメントが掲載されていました。


「(全体の比率を考えると)公立校の出場機会を増やすことを考えていくべきだ。そうしないと全国の野球ファンが減ってくると思う」


たしかに一理あると思います。公立校が勝ち進めば盛り上がる傾向があります。


近年は私立校が圧倒的に強くて、「今年は公立校が〇校出場」だとか、公立校と私立校の割合が何かとクローズアップされています。


実際、ぼくも昔は地元の高校が甲子園出場が決まった際に、私立校だと嫌でした。しかし、県外の高校野球を観に行くようになってからは、その考えも変わってきました。


私立校は、県外から選手が集まってくるというイメージを持たれてる方も多いかと思います。そんな彼らと県外に高校野球を観に行ってる自分が何となく被ったというのもあるかもしれません。


それよりも実際感じたのは、強いチームというのは、礼儀だとか身だしなみだとか、野球以外のことがしっかりできているように感じます。(弱いチームがすべてできてないとは言えませんが)


そういう点においては公立校よりも私立校の方が、しっかりと教育されているように感じているのも事実です。


かつて今治西を率いて甲子園出場経験を持ち、昨秋の愛媛大会で小松を優勝に導いた宇佐美監督が「お前たちと強豪と呼ばれる高校の生徒と力の差はない」とハッパをかけて選手の意識を向上させたというのは前にも紹介しました。


その意味がわかってきたような気がしました。これと同じように私立校と公立校の差はそれほどなくて、ほんのちょっとしたことなんだと思います。


裏を返せば、私立校が偏見の目で見られているのも事実です。県外から生徒がやって来るのも何かの縁があってのものですから、地元の人も受け入れてあげることが大切なんじゃないかと思います。


時代の流れとともに人々の価値観も変わってきます。公立校の生徒も私立校の生徒も、みんな同じ高校生です。ぼくは公立校だろうが私立校だろうが、高校生らしいはつらつとしたプレーを見せてくれればそれでいいです。


がんばろう日本!


“new challenges and my new style” NORI



タグ :センバツ

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