2012年02月29日

偉大な先輩を目標に

してるかどうかはわかりません。と前置きしておきます。


今日はまだ3月じゃなかったんですね。明日から3月だというのに、寒い日が続いたせいか、あまり実感がありません。


昨日の立正大とJR四国のオープン戦で、今後ぼくが注目したい左腕投手が現れました。沼田優雅投手です。


多彩な変化球を操る投手です。球速は130キロそこそこと、そんなに速くはありません。とは言うものの、昨日の試合で登板した他の投手と、そんなに変わりませんでしたが。


昨日は2イニングを投げて奪三振4という内容でしたが、今のところ技巧派左腕という印象です。


緩急に加えて、ゆったりした始動からズバッとくる直球は球速以上の速さを感じました。


チェンジアップ?はたまたナックル?揺れながら落ちているように見える球はなかなか面白いです。この球はスクリューとの情報もあります。JR四国の対戦した打者が翻弄されていました。


プロ野球の監督としても実績を残し、今はなき社会人のシダックス野球部の監督経験もある野村克也氏が去年の日本シリーズでゲスト解説を務めた試合のことです。


シダックス時代の教え子であるソフトバンク・森福投手が登板したとき、当時のことについて話が及びました。その時にたしか「スピードがそんなに速くない投手を育てる方が楽しい」とおっしゃっていました。


この気持ちが何となくわかりました。昨日の沼田投手の投球を見ていると、こっちも楽しくなったのです。


シダックス時代のもう1人の教え子で、その申し子的存在なのが日本ハム・武田勝投手です。彼は球速が速いわけではありませんが、抜群の制球力で勝負し、今や先発ローテーションの軸となっている投手です。武田勝投手は立正大OBでもあるのです。そんな武田勝投手と昨日の沼田投手がダブりました。


沼田投手は新2年生ですし、この先トレーニングを積めば球速が上がる可能性もあります。それでも…。


最近では140キロ、150キロを平気で投げる投手がたくさんいます。だからこそ、球がそんなに速くなくても、プロの打者をキリキリ舞いさせる、そんな投手が現れてもいいんじゃないかと思うのです。


さらなる技術を磨いてもらって、自信をつけて、いずれはプロの道に進んでほしいと思いました。プロに進むかどうかは本人の意思次第ですが、勝手な期待をしてしまうのでありました。


がんばろう日本!


“new challenges and my new style” NORI



タグ :沼田優雅

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