2012年10月29日
決めつけてはいけない



昨日に続き第2試合です。
10月26日
西京スタジアム
第119回秋季中国地区高等学校野球大会
米子松蔭−倉敷商
米子松蔭 000 010 000:1
倉 敷 商 001 020 00X:3
バッテリー
(米)三谷(7)≫兵庫(1)−松原
(倉)佐藤(8)≫大中(1)−小林
3回裏、倉敷商は一死満塁から片岡大選手の犠牲フライで1点先制します。
5回表の米子松蔭は先頭の松原選手が三塁打を放つと続く土江選手はスクイズ。倉敷商ピッチャーの佐藤選手が本塁へトスするも、三塁ランナーの足がわずかに速く、同点に追いつきます。
しかし倉敷商は5回裏、佐藤選手の二塁打、井上選手のバントヒットと盗塁で無死2、3塁とすると、浜田選手がセンター前に2点タイムリーヒット。3連打で2点勝ち越します。
その後、三谷選手、8回からマウンドに上がった兵庫選手が踏ん張り、6回以降の倉敷商の攻撃をノーヒットに抑え、味方の反撃を待ちます。
7回表、米子松蔭の二死1、2塁のチャンスは今林選手がショートライナー。
9回表も二死2、3塁と一打同点のチャンスを迎えますが、兵庫選手は止めたバットに当たるピッチャーゴロ。
米子松蔭の反撃をかわして倉敷商が逃げ切りました。
兵庫選手の前の打者、土江選手のファーストゴロを倉敷商・加藤選手が弾いてしまいますが、セカンドの井上選手がカバー、大中投手もちゃんと一塁ベースカバーに行っていました。これをアウトにできたのは大きかったです。隠れたファインプレーでした。
米子松蔭の先発は背番号8の三谷選手でした。前傾姿勢のセットポジションから繰り出すアンダースローという独特な投げ方をしていました。
しかも超クイックでした。どれだけ速いかというと、ランナーなしでも1.1秒を切るタイムで投げていました。
始動が遅いと差し込まれてしまいます。あまりお目にかからないタイプのピッチャーの前にタイミングをとるのにも苦労しますし、倉敷商の打者は手こずっている様子でした。
米子松蔭に気になったプレーが2つありました。
1つめは5回表無死1塁で正木選手が送りバントをした場面です。
このバントは打球を殺したいいバントでした。これはキャッチャーが処理します。
おそらく1塁ランナーの土江選手は一塁に送球すると思っていたのでしょう。スライディングをせずに二塁へ向かいました。
ところがキャッチャーは二塁へ送球しました。この送球は高めに逸れて結果的にフィルダースチョイスになりましたが、ものすごく際どいタイミングでした。悠々とセーフにならなきゃいけないバントだったのです。
二塁でスライディングをしなかったことに疑問を感じるプレーでした。送りバントの時は、ランナーは次の塁で必ずスライディングをするとか、チームの決め事として徹底させた方がいいです。
2つめは5回裏の倉敷商の攻撃で無死2塁から井上選手が送りバントをした場面です。
このバントは打球が井上選手の体に当たってフェアゾーンに転がったように見えました。しかし、球審はフェアでした。
打球を処理しようとした三谷選手も体に当たったと思ったのでしょう。一塁に送球せず自らの判断でプレーを止めてしまい、バントヒットになりました。
体に当たったのかもしれませんが、判定を自分で判断するのはまずいです。とりあえず最後までプレーは続けないといけなかったのです。
走塁面でもちょっとした判断ミスがありました。米子松蔭は細かなことに課題を残した試合となりました。
この細かいことを当たり前のようにできないと、夏に落とし穴が待っているような気がします。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
Posted by のり at 21:11│Comments(1)
│高校野球
この記事へのコメント
【米子松蔭】
(4)寺本
(5)今出
(7)村上
(3)鹿納
(2)松原
(6)土江
(8)正木
1 兵庫
(9)今林
(1)→8三谷
【倉敷商】
(8)浜田
(6)上川畑
(7)片岡大
(5)大杉
(3)富田
PH 大西
PR 片岡翼
3 加藤
(9)八木
9 永峯
(2)小林
(1)佐藤
1 大中
(4)井上
(4)寺本
(5)今出
(7)村上
(3)鹿納
(2)松原
(6)土江
(8)正木
1 兵庫
(9)今林
(1)→8三谷
【倉敷商】
(8)浜田
(6)上川畑
(7)片岡大
(5)大杉
(3)富田
PH 大西
PR 片岡翼
3 加藤
(9)八木
9 永峯
(2)小林
(1)佐藤
1 大中
(4)井上
Posted by のり at 2012年10月29日 21:31