2011年12月16日
やりたくなったら またやればいい
一瞬、見間違えました。1ヶ月に見えました。
全治約1年。
それが彼に突きつけられた厳しい現実でした。
先日、グランドチャンピオンシップで負った半月板損傷の怪我が理由で徳島インディゴソックスの山村裕也捕手が球団に退団を申し入れました。
以前、同じく徳島の坂井選手も試合中のプレーで靭帯損傷、十字靭帯断裂の大怪我を負いました。坂井選手も全治約1年。現在は復帰に向けて懸命なリハビリに取り組んでいます。選手生命を脅かすような大怪我は本当に怖いです。
アイランドリーグドラフト会議で、徳島が一番最初に指名したのは、東京ガスに所属していた社会人野球経験者の山城一樹捕手でした。
即戦力として使えそうな選手であり、球団もそれを期待しているからこそ1巡目で指名したものと思われます。山村という絶対的な正捕手がいるにも関わらず、です。正直、「なぜ?」という思いはありました。裏では、山村選手の怪我の事情があって、ようやく納得できました。
マートン選手が阪神に入団した頃を思い出します。マートン選手獲得を発表したとき、「外野手なんて必要なのか?」と思っていたファンの人たちは少なくなかったはずです。その数日後、赤星さんの電撃引退発表がありました。これと何となく似ているように思います。
山村選手には長くてつらいリハビリが待っています。退団という決断がいい方向に向いてくれればいいかなと思ってます。どこかのチームに所属していると焦りが生じそうなものです。今は野球のことは考えずに治療に専念してほしいものです。
今年、アイランドリーグでは野口茂樹投手が三重スリーアローズにシーズン途中で入団しました。読売から戦力外通告を受け、約2年半のブランクを経て復帰登板を果たしました。
このとき、かつて中日の中継ぎとして活躍し、野口投手とチームメートだった落合英二さんはツイッター上で「なぁ野口、人生いくらでもやり直しがきくんだよな」とつぶやき、感銘を受けておりました。
この復帰は同年代の人たちや野口投手と同じ境遇にあった人たち等、多大な影響を与えたように思います。
BCリーグでは高津投手が新潟に入団したことが大きな話題にもなりました。
独立リーグは「夢を叶える場所」だとか「夢を諦める場所」という表現をされます。ぼくはそれだけでなく、ファンの人たちにはもちろん、選手たちにも「夢や希望を与える場所」だとも思っています。
この怪我で、ひょっとしたら自分の夢が遠退いたかもしれません。しかし、可能性を信じて、復帰にむけて懸命な努力をしているアスリートもいます。野口投手や高津投手に比べると、まだまだ若いですし、諦めるのはまだ早いと思っているのも事実です。
これから先のことは山村選手が決めることですし、第三者からは山村選手の気持ちまではわかりません。
おそらく、リハビリの過程で、何か物足りなさを感じたり、「また野球がやりたい」と思うこともあるかと思います。今すでに思っていることなのかもしれません。
野球がやれるのならどこでもいいんですが、もし、また野球がやりたいと思ったら、また挑戦しにきてください。そして、またファンの人たちを喜ばせてあげてください。
がんばろう日本!
“Dash on” NORI
全治約1年。
それが彼に突きつけられた厳しい現実でした。
先日、グランドチャンピオンシップで負った半月板損傷の怪我が理由で徳島インディゴソックスの山村裕也捕手が球団に退団を申し入れました。
以前、同じく徳島の坂井選手も試合中のプレーで靭帯損傷、十字靭帯断裂の大怪我を負いました。坂井選手も全治約1年。現在は復帰に向けて懸命なリハビリに取り組んでいます。選手生命を脅かすような大怪我は本当に怖いです。
アイランドリーグドラフト会議で、徳島が一番最初に指名したのは、東京ガスに所属していた社会人野球経験者の山城一樹捕手でした。
即戦力として使えそうな選手であり、球団もそれを期待しているからこそ1巡目で指名したものと思われます。山村という絶対的な正捕手がいるにも関わらず、です。正直、「なぜ?」という思いはありました。裏では、山村選手の怪我の事情があって、ようやく納得できました。
マートン選手が阪神に入団した頃を思い出します。マートン選手獲得を発表したとき、「外野手なんて必要なのか?」と思っていたファンの人たちは少なくなかったはずです。その数日後、赤星さんの電撃引退発表がありました。これと何となく似ているように思います。
山村選手には長くてつらいリハビリが待っています。退団という決断がいい方向に向いてくれればいいかなと思ってます。どこかのチームに所属していると焦りが生じそうなものです。今は野球のことは考えずに治療に専念してほしいものです。
今年、アイランドリーグでは野口茂樹投手が三重スリーアローズにシーズン途中で入団しました。読売から戦力外通告を受け、約2年半のブランクを経て復帰登板を果たしました。
このとき、かつて中日の中継ぎとして活躍し、野口投手とチームメートだった落合英二さんはツイッター上で「なぁ野口、人生いくらでもやり直しがきくんだよな」とつぶやき、感銘を受けておりました。
この復帰は同年代の人たちや野口投手と同じ境遇にあった人たち等、多大な影響を与えたように思います。
BCリーグでは高津投手が新潟に入団したことが大きな話題にもなりました。
独立リーグは「夢を叶える場所」だとか「夢を諦める場所」という表現をされます。ぼくはそれだけでなく、ファンの人たちにはもちろん、選手たちにも「夢や希望を与える場所」だとも思っています。
この怪我で、ひょっとしたら自分の夢が遠退いたかもしれません。しかし、可能性を信じて、復帰にむけて懸命な努力をしているアスリートもいます。野口投手や高津投手に比べると、まだまだ若いですし、諦めるのはまだ早いと思っているのも事実です。
これから先のことは山村選手が決めることですし、第三者からは山村選手の気持ちまではわかりません。
おそらく、リハビリの過程で、何か物足りなさを感じたり、「また野球がやりたい」と思うこともあるかと思います。今すでに思っていることなのかもしれません。
野球がやれるのならどこでもいいんですが、もし、また野球がやりたいと思ったら、また挑戦しにきてください。そして、またファンの人たちを喜ばせてあげてください。
がんばろう日本!
“Dash on” NORI