2011年07月26日

感動マスカット 後編



前半は4−2と金光リード。そして後半へ。


その後、金光は7回表にも一死から4番森永選手、5番山手選手の連続二塁打で1点を追加します。


6番末武選手ピッチャーゴロのあと、7番高森選手が放った打球はセンターへ。センターオーバーでもう1点追加と思いきや、関西のセンター小倉選手がダイビングでダイレクトキャッチの超ファインプレー。さらなる追加点は阻止します。


反撃したい関西は金光2番手の菅田投手の打たせてとるピッチングの前に沈黙。


そして5−2。金光3点リードで9回裏、関西の攻撃を迎えます。


先頭の7番水原選手がヒットで出塁すると8番代打の小山選手がライト線に二塁打を放ち無死2、3塁。


9番福井選手が左中間へ二塁打を放ち、ランナー2人が生還。3連打で1点差。なおも無死二塁のチャンス。


1番小倉選手が犠打で一死3塁。2番妹島選手はファーストゴロ。三塁ランナーが三本間に挟まれタッチアウト。この間に妹島選手は二塁へ。あとひとり。


3番佐藤選手のところで先発として登板した山手選手を再びマウンドへ。2ストライクと追い込んでからの3球目。外角のスライダーを捕らえた打球は左中間へのタイムリー三塁打となり関西が土壇場で追いつきます。再び金光は山手選手から菅田選手に投手交代。



同点劇の伏線はあった気がします。それは8回表の金光の攻撃です。一死2、3塁のチャンスがありましたがモノに出来ず無得点。ここで点が取れていたら展開も違っていたかもしれません。


関西にとっては8回のピンチを凌いだこと、7回の小倉選手のファインプレーが後々効いていました。


勝負は延長戦に突入。11回裏の関西の攻撃。


一死から妹島選手、佐藤選手の連続ヒットと渡邊選手が死球で一死満塁とし、迎える打者は堅田選手。


3球目を叩いた打球は右中間へサヨナラタイムリーヒット。


延長戦突入、3時間を超える熱戦は関西の劇的勝利で幕を閉じました。


関西のみなさん、優勝おめでとうございます。


最後は苦しみながら掴み取った甲子園への切符。しかし、関西からすれば、これは通過点に過ぎないのかもしれません。


2年連続で出場したセンバツ、昨秋の明治神宮大会。全国大会では自分たちの力が出しきれず、いずれも初戦敗退であります。


センバツの初戦は興南、東海大相模といずれも優勝校とあたっていますが…。


全国で勝つことが目標なのかもしれません。今度こそ自分たちの力を出しきってほしいと思います。


一方の惜しくも敗れた金光学園。あの関西を土壇場まで苦しめ、互角に戦ったことは立派です。胸を張ればいいんです。


本当に今日はスタンドも大いに盛り上がっていましたし、甲子園出場のかかった試合だということを忘れさせるくらい素晴らしい試合でした。


両チームの選手のひたむきなプレー、応援団の熱の入った応援には、本当に感動しました。


みなさん、ありがとうございました。


がんばろう日本!


“Dash on” NORI





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