2013年04月04日

少しずつ前進



3連投の影響は明らかでした。甲子園を震撼させた豪速球は影を潜めていました。


今日の安楽投手は、たまに140キロを超える程度で、ほとんどが130キロ台でした。


豪速球は捨て、変化球を織り交ぜ、コースを丁寧に突く、技の投球でした。疲労の残る中での投球。キャッチャーの金子選手と話し合ったのでしょう。しっかり考え、工夫の見える投球でした。


しかし、浦和学院の打線に捕まりました。エラーも絡み5回に7失点。火のついた浦和学院の打線を止められませんでした。


最後はチーム全体で切れてしまったような感じでした。終わってみれば17点取られての大敗でした。でも、これでよかったのかなとも思うのです。


安楽投手は、プロに行ける素質を持っており、しかもまだ2年生です。もし優勝したら、態度が大きくなったりして、伸び悩んだりしないかと勝ってながらに懸念していました。


人目を憚らず泣いている安楽投手の姿がありました。


今大会のテーマが「両親への恩返し」だったそうです。素晴らしいです。


グランド整備のインターバルに上甲監督に声をかけられ、それに対して大きな声で返事をしている姿もありました。


これらの姿を見ていると、今のところは心配なさそうです。心配なのは肩と肘の状態くらいなものです。


この気持ちを忘れず、常に謙虚な姿勢で野球に取り組んでほしいと思っております。


センバツと平行して行われていた春季愛媛大会は今治西が優勝しました。松山聖陵は惜しくも準優勝でした。


春は済美との対戦はなくなりましたが、夏に対戦することを願っております。安楽投手と嘉陽投手の投げ合いが見たいです。


ちなみに松山聖陵の荷川取監督は沖縄尚学のセンバツ優勝メンバーだそうです。センバツに出場した沖縄尚学の比嘉公也監督とはチームメイトでした。松山聖陵に沖縄出身の選手が多いのはこのあたりにも影響があるでしょうか。


川之江の大西純平、仙波、土肥の3投手はなかなかよかったです。


試合は観てないけど丹原も強そうです。あと強打の今治工だったり


今年の愛媛は絶対おもしろいですよ。いいなぁ…羨ましいです。


近年の四国の高校野球は現実から目を背けたくなるくらいの低迷ぶりでした。


何年か前に低迷脱却をはかるべく、四国の高校野球関係者が集まり、緊急のミーティングが開かれたこともありました。


そこでは元星稜監督の山下智茂さんを招いてお話をされ、それを明徳義塾の馬淵監督でさえ真剣に聞き入ってメモを取っていたそうです。


その甲斐あって、昨年のセンバツは鳴門がベスト8、昨年夏は明徳義塾がベスト4、そして今年のセンバツは高知がベスト4、済美が準優勝と、その時の成果が出ているようにも思います。努力の賜物です。


勝利がすべてではないけど、やはり勝たないと盛り上がらない部分もあります。今後の四国勢の健闘、活躍を期待しております。


取り残されるなよ香川!


がんばろう日本!


“mind-body unity” NORI




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