2013年07月23日

徹底した内角攻め



最近の高校野球で思うことがあります。それは内角を上手く捌ける打者が少なくなったなぁということです。


7月23日
第95回全国高等学校野球記念香川大会 準々決勝

第2試合
高松商-丸亀

丸 亀001 020 101:5
高松商001 000 100:2


丸亀バッテリーは徹底した内角攻めを見せました。外角にはほとんど投げていません。その代償が3死球でした。プロ野球なら乱闘騒ぎに発展していたかもしれません。


この試合のキーマンであったであろう末包選手にも徹底した内角攻めでした。3回裏の末包選手の同点タイムリーは、内角を狙った球が真ん中に入る失投でした。それを逃さず打った末包選手はナイスバッティングでした。



一方の高松商・谷口投手も内角攻めはしていました。5回表の丸亀・次田の2点タイムリーは、内角の厳しい球を打ってどん詰まり。これが前進守備のセカンドの頭の上を越えたもので不運ではありました。


この試合の最大のポイントは7回裏でした。一死満塁でバッター末包選手。試合の行方を左右する非常に重要な局面です。


ここでも丸亀バッテリーは徹底した内角攻め。末包選手からすれば、追いこまれるまでは内角に狙いを定めていればいいようなものです。しかし、打ってもファールにしかならないところに投げていました。上手い投球です。


フルカウントから投じた球はやや中寄り。打球は左中間へ飛び、角度的には非常によかったのですが、バットの先だったか、センターへの犠牲フライで1点どまりでした。これが抜けていれば、高松商に流れが大きく傾いていたんじゃないでしょうか。


準決勝に駒を進めた丸亀。宮崎投手は詰めの部分が甘くなったことが反省点になります。ファールで粘られても根負けしないことを加えて、この部分が次戦に向けての課題にもなります。


高松商の末包選手、三塁守備には不安があるものの、打席に入ると雰囲気がありました。


高松北の塹江選手同様、彼もまだ2年生です。来年の香川の高校野球を引っ張っていける存在になってもらいたいものです。楽しみにしています。


がんばろう日本!


“mind-body unity”



タグ :末包昇大

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