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Posted by あしたさぬき.JP at

2011年01月07日

心配事は不協和音

日本ハムのダルビッシュ有投手が年俸5億円で契約を更改し、現役日本人選手最高額になった。名実ともにトップクラスで日本を代表する投手。4年連続で防御率1点台というのは本当に素晴らしい。だからこれくらいの額は妥当かなと思う。

本人も評価してもらってご満悦の様子。その一方で自分の思うような評価をしてもらえてない選手もいる。それが埼玉西武ライオンズの涌井秀章投手である。涌井もダルビッシュと同じく五輪やWBCの日本代表にも選ばれ、若い世代を代表する投手である。


今季は14勝を挙げたものの現状維持の2億円の条件提示は変わらず3度目の交渉も保留している。優勝を逃したこと、後半戦に息切れしたことが球団の言い分らしい。


だけど、これは今年の話。もう少し長い目で見れば5年連続で二桁勝利を挙げている。球団は違うし、他人と比べるのがいいとは思わないがダルビッシュとの差があまりにも大きすぎる。ましてや日本ハムは4位である。


もう1人、パリーグを代表する若い投手を加えると楽天・田中将大投手も2億円で更改している。「早くハンを押せば?」と思っていても、さすがにこれでは納得できない。涌井に同情してしまう。


何も揉めていたのは涌井だけではない。中島裕之選手もポスティングでのメジャー移籍のことで球団と揉めていた。


思えば昨年、日本一になったロッテも一昨年は開幕前からバレンタイン監督の解任が報じられる中でのスタートだった。結果は5位。シーズン中にはスタンドから球団や選手を批判する横断幕も掲げられ非常にぎくしゃくしていた。それが昨年は西村監督を迎え、「和」をテーマにして、日本一に輝いた。


話を西武に戻す。昨年は最後の最後でソフトバンクに優勝をさらわれ、CS第1ステージでもロッテに劇的な試合を演じられて敗退。本当に悔しいシーズンだっただろう。当然、「優勝」の思いは相当強いと思う。


優勝というのは選手の力だけでは出来ない。球団、選手、首脳陣、裏方さん、そしてファンの人たち…。どれが欠けてもいけない。みんなの力が1つになってこそ出来るもんだと思っている。


涌井との契約交渉がこじれている西武。本気で優勝を狙うのなら、いざこざは無いにこしたことはない。経営のこともあるし、当初の提示額から大幅アップとはいかないけど、フロントも歩み寄るべきだと思う。どうかここはひとつ、いい方向で話を進めてもらいたい。


“Dash on” NORI  


Posted by のり at 21:08Comments(0)