2011年01月19日
自分のことより周りのことを考えよう
昨年行われた斎藤佑樹投手の単独入団会見。会場となった札幌ドームには約8000人のファンの方が詰めかけた。年が明け、新人選手の合同自主トレが始まると、鎌ヶ谷には多い日で、厳しい寒さにも関わらず1万人のファンの方が詰めかけた。言うまでもないが、斎藤投手の人気、注目の高さが伺える。
マスコミ報道も過熱する。斎藤投手の言動が余すところなく記事になる。そんなことはどうでもいいと思えるような、その時の服装のことまで書かれている。最近で言えば、チームメートの中田翔選手、西武の菊池雄星投手が同じような扱いだった。大物選手の宿命とも言える。
高校時代、青いハンカチで汗を拭う姿が話題になった。「ハンカチ王子」という名前がついた。その青いハンカチが一時的に飛ぶように売れたらしい。今回も斎藤投手が身につけていたものが、売れるのかもしれない。斎藤投手に関連するグッズも即完売。斎藤投手がもたらす経済効果は計り知れない。
ただ、練習は試合で最高のパフォーマンスを発揮させるための貴重な時間でもある。練習の妨げになるようなことはしてはいけない。
残念ながら雨でノーゲームになってしまったが、昨年、スカイマークでオリックス-日本ハムの試合を観戦した。スカイマークは開放的な球場で選手との距離も近い。

この日の日本ハム先発はダルビッシュ投手。彼がブルペンに入って投球練習が開始されると、その周りにはあっという間に人だかりができた。ダルビッシュ投手はフラッシュを焚いての写真撮影にイライラしていた。コーチ陣や警備員さんも注意を呼びかけていた。しかし、なかなか修まらなかった。写真撮影がいけないと言ってるのではない。フラッシュが投球練習の妨げになると言っているのだ。
今年の春季キャンプ、梨田監督は斎藤投手の1軍スタートを明言した。当然、キャンプ地である名護球場のブルペンは混雑が予想される。斎藤投手を一目見たい気持ちはわかる。ただ、人はひとつのことに夢中になると周りが見えなくなってしまう。周囲のことも考えて、最低限のマナーは守ることをお願いしたい。
“Dash on” NORI
マスコミ報道も過熱する。斎藤投手の言動が余すところなく記事になる。そんなことはどうでもいいと思えるような、その時の服装のことまで書かれている。最近で言えば、チームメートの中田翔選手、西武の菊池雄星投手が同じような扱いだった。大物選手の宿命とも言える。
高校時代、青いハンカチで汗を拭う姿が話題になった。「ハンカチ王子」という名前がついた。その青いハンカチが一時的に飛ぶように売れたらしい。今回も斎藤投手が身につけていたものが、売れるのかもしれない。斎藤投手に関連するグッズも即完売。斎藤投手がもたらす経済効果は計り知れない。
ただ、練習は試合で最高のパフォーマンスを発揮させるための貴重な時間でもある。練習の妨げになるようなことはしてはいけない。
残念ながら雨でノーゲームになってしまったが、昨年、スカイマークでオリックス-日本ハムの試合を観戦した。スカイマークは開放的な球場で選手との距離も近い。

この日の日本ハム先発はダルビッシュ投手。彼がブルペンに入って投球練習が開始されると、その周りにはあっという間に人だかりができた。ダルビッシュ投手はフラッシュを焚いての写真撮影にイライラしていた。コーチ陣や警備員さんも注意を呼びかけていた。しかし、なかなか修まらなかった。写真撮影がいけないと言ってるのではない。フラッシュが投球練習の妨げになると言っているのだ。
今年の春季キャンプ、梨田監督は斎藤投手の1軍スタートを明言した。当然、キャンプ地である名護球場のブルペンは混雑が予想される。斎藤投手を一目見たい気持ちはわかる。ただ、人はひとつのことに夢中になると周りが見えなくなってしまう。周囲のことも考えて、最低限のマナーは守ることをお願いしたい。
“Dash on” NORI
2011年01月19日
アイランドリーグにも目を向けろ!
阪神タイガースはスカウト会議を開き約300人のドラフト候補をリストアップした。この中から指名されるのは10人に満たない。プロになれるのは、ほんの一握りなのがよくわかる。同席した真弓監督は長距離砲の獲得を懇願している。
今日のスポニチは慶大の伊藤隼太選手が一面を飾っていた。記事の文章には早大の土生翔平選手、東海大甲府高の高橋周平選手、広陵高の丸子達也選手の名前があった。彼らは上位指名が予想され、当然、他球団もマークしている選手たちである。
約300人もいれば隠し球的な選手もいることだろう。そこで長距離砲ということで是非とも注目してもらいたい選手がアイランドリーグにもいる。それがガイナーズの加登脇卓真選手である。「元読売ジャイアンツ」という肩書きを取り除けば問題ない。いったい彼の名前を何度挙げたことか…。最初に言っておくが「今年の活躍次第」という条件が付く。
加登脇選手は去年、レギュラーではなかった。しかし、レギュラーで常に試合に出ている選手よりも数少ない打席の中でチーム2位の9本塁打を放った。長打力があることは証明した。打撃に関しては結果を求めすぎて小さくまとまらないでもらいたい。
これは横浜に入団した大原淳也選手の経験にも基づく。去年の大原選手、シーズン前期の本塁打数は0。結果を求めすぎて、本来のパンチ力のある打撃が影を潜めていた。そこへ西田監督がアドバイスを送ると、NPBとの交流戦やシーズン後期で本塁打を量産。最終的にチームトップの10本塁打を放ち、これが結果的に横浜入団へと繋がった。
加登脇選手も打撃で悩んだ時は、どんどんアドバイスをもらえばいい。あとは、去年は一塁を守っていた守備も、可能性を広げるために外野や三塁にも挑戦させてもらいたい。むしろ、守備の方が重要である。
阪神だけに関して言えば、気になる点がひとつある。阪神が独立リーグの選手を獲得したのは野原祐也選手(富山サンダーバーズ)、高田周平投手(信濃グランセローズ)、ザラテ投手(群馬ダイヤモンドペガサス)とBCリーグ出身者ばかりである。交流戦もやっているのに、本当にアイランドリーグも見てくれているのか?と疑問を投げ掛けてしまう。
これは補足になるが、社会人にも私が気になっている長距離砲がいる。NTT東日本のファニョニ選手である。バットに当たれば飛距離抜群の選手だ。彼は高校から社会人入りして今年が2年目の選手なので来年以降のドラフト候補になる。今年だけでなく来年以降も見据えていいかなと思う。
“Dash on” NORI
今日のスポニチは慶大の伊藤隼太選手が一面を飾っていた。記事の文章には早大の土生翔平選手、東海大甲府高の高橋周平選手、広陵高の丸子達也選手の名前があった。彼らは上位指名が予想され、当然、他球団もマークしている選手たちである。
約300人もいれば隠し球的な選手もいることだろう。そこで長距離砲ということで是非とも注目してもらいたい選手がアイランドリーグにもいる。それがガイナーズの加登脇卓真選手である。「元読売ジャイアンツ」という肩書きを取り除けば問題ない。いったい彼の名前を何度挙げたことか…。最初に言っておくが「今年の活躍次第」という条件が付く。
加登脇選手は去年、レギュラーではなかった。しかし、レギュラーで常に試合に出ている選手よりも数少ない打席の中でチーム2位の9本塁打を放った。長打力があることは証明した。打撃に関しては結果を求めすぎて小さくまとまらないでもらいたい。
これは横浜に入団した大原淳也選手の経験にも基づく。去年の大原選手、シーズン前期の本塁打数は0。結果を求めすぎて、本来のパンチ力のある打撃が影を潜めていた。そこへ西田監督がアドバイスを送ると、NPBとの交流戦やシーズン後期で本塁打を量産。最終的にチームトップの10本塁打を放ち、これが結果的に横浜入団へと繋がった。
加登脇選手も打撃で悩んだ時は、どんどんアドバイスをもらえばいい。あとは、去年は一塁を守っていた守備も、可能性を広げるために外野や三塁にも挑戦させてもらいたい。むしろ、守備の方が重要である。
阪神だけに関して言えば、気になる点がひとつある。阪神が独立リーグの選手を獲得したのは野原祐也選手(富山サンダーバーズ)、高田周平投手(信濃グランセローズ)、ザラテ投手(群馬ダイヤモンドペガサス)とBCリーグ出身者ばかりである。交流戦もやっているのに、本当にアイランドリーグも見てくれているのか?と疑問を投げ掛けてしまう。
これは補足になるが、社会人にも私が気になっている長距離砲がいる。NTT東日本のファニョニ選手である。バットに当たれば飛距離抜群の選手だ。彼は高校から社会人入りして今年が2年目の選手なので来年以降のドラフト候補になる。今年だけでなく来年以降も見据えていいかなと思う。
“Dash on” NORI