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Posted by あしたさぬき.JP at

2011年01月30日

希望は夏型

28日にセンバツ出場校を決める選考会が行われ、32の代表校が決定した。21世紀枠では大館鳳鳴、佐渡、城南の3校が選ばれた。大館鳳鳴と城南は創部113年目にしてようやく掴んだ初切符だ。佐渡は離島のハンデを乗り越え、模範となる行動も評価された。年々、過疎化が進む佐渡島を元気づけてほしい。


この21世紀枠に関して、気になったことがあったので調べてみた。21世紀枠が制定された01年から10年までの代表校は次の通り。


01年 安積(福島) 宜野座(沖縄)
02年 鵡川(北海道) 松江北(島根)
03年 柏崎(新潟) 隠岐(島根)
04年 一関一(岩手) 八幡浜(愛媛)
05年 一迫商(宮城) 高松(香川)
06年 真岡工(栃木) 金沢桜丘(石川)
07年 都留(山梨) 都城泉ヶ丘(宮崎)
08年 安房(千葉) 成章(愛知) 華陵(山口)
09年 利府(宮城) 彦根東(滋賀) 大分上野丘(大分)
10年 山形中央(山形) 向陽(和歌山) 川島(徳島)


こうして見ると、積雪地帯から多く選ばれている。特に東北地方から選ばれているケースが目立つ。それなら東北の一般選考枠を1つ増やしてみてはどうだろうか。


現在の東北の一般選考枠は6県で2枠。他の地方に比べると少ない。当然、代表校が選ばれない県が多くなる。近畿にいたっては、集客の狙いもあって2府4県で6枠。うまくいけば各府県から1校ずつ選ばれることも可能だ。どうも出場枠に偏りがある。


そもそも21世紀枠とは、部員不足や恵まれない練習環境など、困難な状況を克服したチームや、他校の模範となるチームを選出する制度である。東北地方に当てはめると、工夫を凝らした練習で力をつけ、積雪のハンデを乗り越えるということだ。


昔は、西日本の高校が東日本の高校よりも実力が勝ることから、西高東低と言われていた時代があった。だけど今はその差もなくなってきている。21世紀枠を廃止しろとまでは言わない。例えば現在の21世紀枠の3校を2校にして、その分を東北の一般選考にまわしてもいいんじゃないかと思う。


西高東低の冬型の気圧配置は北日本や日本海側に雪または雨をもたらす。明日は大雪のおそれがあるそうだ。センバツの出場枠は、どの地域にも満遍なく晴天をもたらす夏型の気圧配置を希望する。


“Dash on” NORI

  


Posted by のり at 20:48Comments(0)高校野球