2012年01月21日
リアルクロカン
小学校高学年くらいの時は百円玉2枚を握りしめて、週刊少年ジャンプを買いに行ってました。
そんな時期もありました。今じゃ漫画も読まなくなってしまいました。普段、漫画など買わないし読まない自分が立ち読みをして、内容が気になってしまい、ついつい買ってしまったコミックがあります。

『クロカン』という監督を主人公にした野球漫画です。
最初の舞台は群馬県の県立、桐野高校。
桐野の野球部監督、黒木竜次(通称クロカン)は選手をまとめ上げる手腕は歴代監督の中ではナンバーワン。低迷していたチームを強豪に押し上げる。しかし、成績とは裏腹にハチャメチャな言動、セオリーを無視したバクチ采配は、後援会の反感を買うものだった。
そして迎えた監督就任5年目の夏、桐野はついに甲子園初出場を果たす。しかし、またも後援会と衝突。黒木は甲子園の舞台に立つことなく野球部を去ることとなる。
その後、家業の豆腐屋の手伝いをしながら過ごしていたある日、鷲ノ森高校の野球部員が黒木のもとに訪れる。彼らは黒木に野球部の監督になってほしい旨を伝え、黒木はこれを引き受ける。
鷲ノ森の野球部員たちは1人を除いて基礎がなっていない部員ばかり。グランドもボロボロ。そんな状況からスタートした弱小野球部も黒木の手腕により力をつけ、甲子園に出場するまでのチームとなる。
あらすじはこんな感じです。正直、「漫画だから…」という思いはありました。しかし本当に実在するとしたら…。
愛媛の小松高校、近年の公式戦では初戦敗退続きのチームでした。そんなチームに、転機が訪れます。今から2年前、今治西の監督として甲子園経験豊富な宇佐美秀文氏が小松高校野球部監督に就任することになったのです。
就任当初はなかなかうまくいきませんでした。「強豪と呼ばれる今治西や済美の生徒たちと、お前たちの間に力の差はない」と意識の向上をはかり、できることを地道に積み重ねてきたことが徐々に実を結び始めました。
昨年の秋季大会、3回戦で新田、準々決勝で川之江、準決勝で宇和島東、そして決勝で今治西と甲子園出場経験のある高校を次々と下し、愛媛の頂点に立ちました。ついこの前まで初戦突破すら儘ならなかったチームが急成長を遂げたのです。
小松は21世紀枠の四国地区推薦校に選ばれました。この勲章は大いに喜んでもらって構いません。ただ、視線は夏に向いていてほしいとも思います。
夏となれば他の強豪校も着実に力をつけますし、そう簡単にはいかないでしょう。でも、これだけドラマめいたことをやってのけたのだから、甲子園出場は、夏に優勝して決めてほしいと思うのです。
強いチームというのは、いい選手が集まるだけでなく、監督の力が大きなウエートを占めることも改めて実感しました。
高校野球において四国の名将と言えば池田高校を率いた蔦文也監督が思い浮かびます。蔦さんが「この子たちを甲子園に連れていく」と言うと、最初は周囲からバカにされたそうです。それでも情熱を注ぎ続け、甲子園出場どころか、全国制覇をするまでに成長させました。
甲子園出場という目標においては宇佐美監督も本気の思いなんだと思います。その本気に部員たちがついていって、同じく本気になれば、そこには信頼関係が生まれます。1つ1つの本気の力が小さくても、それを合わせれば、とてつもなく大きな力となります。
気をつけなきゃいけないのは、優勝という結果を自信にするのはいいけど過信しないこと。チャレンジ精神を忘れず、その気になれば、夢が夢じゃなくなる日も、そう遠くはないのかもしれません。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
そんな時期もありました。今じゃ漫画も読まなくなってしまいました。普段、漫画など買わないし読まない自分が立ち読みをして、内容が気になってしまい、ついつい買ってしまったコミックがあります。

『クロカン』という監督を主人公にした野球漫画です。
最初の舞台は群馬県の県立、桐野高校。
桐野の野球部監督、黒木竜次(通称クロカン)は選手をまとめ上げる手腕は歴代監督の中ではナンバーワン。低迷していたチームを強豪に押し上げる。しかし、成績とは裏腹にハチャメチャな言動、セオリーを無視したバクチ采配は、後援会の反感を買うものだった。
そして迎えた監督就任5年目の夏、桐野はついに甲子園初出場を果たす。しかし、またも後援会と衝突。黒木は甲子園の舞台に立つことなく野球部を去ることとなる。
その後、家業の豆腐屋の手伝いをしながら過ごしていたある日、鷲ノ森高校の野球部員が黒木のもとに訪れる。彼らは黒木に野球部の監督になってほしい旨を伝え、黒木はこれを引き受ける。
鷲ノ森の野球部員たちは1人を除いて基礎がなっていない部員ばかり。グランドもボロボロ。そんな状況からスタートした弱小野球部も黒木の手腕により力をつけ、甲子園に出場するまでのチームとなる。
あらすじはこんな感じです。正直、「漫画だから…」という思いはありました。しかし本当に実在するとしたら…。
愛媛の小松高校、近年の公式戦では初戦敗退続きのチームでした。そんなチームに、転機が訪れます。今から2年前、今治西の監督として甲子園経験豊富な宇佐美秀文氏が小松高校野球部監督に就任することになったのです。
就任当初はなかなかうまくいきませんでした。「強豪と呼ばれる今治西や済美の生徒たちと、お前たちの間に力の差はない」と意識の向上をはかり、できることを地道に積み重ねてきたことが徐々に実を結び始めました。
昨年の秋季大会、3回戦で新田、準々決勝で川之江、準決勝で宇和島東、そして決勝で今治西と甲子園出場経験のある高校を次々と下し、愛媛の頂点に立ちました。ついこの前まで初戦突破すら儘ならなかったチームが急成長を遂げたのです。
小松は21世紀枠の四国地区推薦校に選ばれました。この勲章は大いに喜んでもらって構いません。ただ、視線は夏に向いていてほしいとも思います。
夏となれば他の強豪校も着実に力をつけますし、そう簡単にはいかないでしょう。でも、これだけドラマめいたことをやってのけたのだから、甲子園出場は、夏に優勝して決めてほしいと思うのです。
強いチームというのは、いい選手が集まるだけでなく、監督の力が大きなウエートを占めることも改めて実感しました。
高校野球において四国の名将と言えば池田高校を率いた蔦文也監督が思い浮かびます。蔦さんが「この子たちを甲子園に連れていく」と言うと、最初は周囲からバカにされたそうです。それでも情熱を注ぎ続け、甲子園出場どころか、全国制覇をするまでに成長させました。
甲子園出場という目標においては宇佐美監督も本気の思いなんだと思います。その本気に部員たちがついていって、同じく本気になれば、そこには信頼関係が生まれます。1つ1つの本気の力が小さくても、それを合わせれば、とてつもなく大きな力となります。
気をつけなきゃいけないのは、優勝という結果を自信にするのはいいけど過信しないこと。チャレンジ精神を忘れず、その気になれば、夢が夢じゃなくなる日も、そう遠くはないのかもしれません。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI