2011年11月02日
ラブコール
今や渦中の人です。読売の単独1位指名かと思われた先日のドラフト会議。しかし日本ハムが強行指名に踏みきり交渉権を獲得。今後の進路に注目が集まる東海大・菅野投手の大学野球生活が終わりました。
明治神宮大会出場をかけて挑んだ関東大学野球選手権。決勝に進んだ2チームが明治神宮大会の出場権を手にできるこの大会で、東海大は準決勝で桐蔭横浜大に敗れ、出場権を逃しました。
決勝に駒を進めたのは創価大と桐蔭横浜大。この2チームの明治神宮大会への出場が決まりました。
桐蔭横浜大の東明大貴投手を見られるのは嬉しいのですが、ぼくが1番見たかったのは準決勝で創価大に敗れた城西国際大の捕手、柏木秀文選手でした。
ぼくにとって明治神宮大会・大学の部は第2の亀澤恭平を発掘する大会なのです。
ガイナーズは西森選手が横浜ベイスターズから育成枠で指名を受けたため正捕手が抜けてしまいました。申し訳ありませんが、寺崎選手、大川選手はまだ頼りない部分があります。そこでぼくが個人的に白羽の矢を立てたのが柏木選手というわけです。
柏木選手は徳島・阿波高校時代は主将でエースで4番の中心選手でした。投げては140キロに近い球速を計測、登板していないときは捕手を務めていました。
大学進学後、2年秋と3年秋は3割を超える打率を残してベストナインにも選ばれている強肩強打の捕手であります。
ガイナーズは広島育成枠で指名を受けた中村選手、加登脇選手が退団。今のところ長打力もダウンしています。北村選手の入団も決まり、気持ち的に巧打者タイプの選手が多くなった印象があります。
もし柏木選手が加わるのなら、ツボにはまればキャッチャーのポジションと長打力の2つの穴を一気に埋めてくれそうな感じはあります。
守備に関してはスローイングやワンバウンドの処理に課題があるみたいです。それでもいいんです。何かが足りなかったから指名漏れをしたわけです。何か足りない部分を補うために鍛練する場が独立リーグであります。
プロを目指し、チームで1番、練習量をこなしていたそうです。高校、大学と主将を務め、リーダーシップを発揮しているのも好印象です。
徳島県出身という細かいことは抜きにしましょう。もし進路が決まっていないのなら四国にUターンしませんか?
明治神宮大会でお目にかかれないのは本当に残念ではあります。でも、ぜひガイナーズに来てもらいたい選手です。
と言うことで香川でお待ちしております。
がんばろう日本!
“Dash on” NORI
明治神宮大会出場をかけて挑んだ関東大学野球選手権。決勝に進んだ2チームが明治神宮大会の出場権を手にできるこの大会で、東海大は準決勝で桐蔭横浜大に敗れ、出場権を逃しました。
決勝に駒を進めたのは創価大と桐蔭横浜大。この2チームの明治神宮大会への出場が決まりました。
桐蔭横浜大の東明大貴投手を見られるのは嬉しいのですが、ぼくが1番見たかったのは準決勝で創価大に敗れた城西国際大の捕手、柏木秀文選手でした。
ぼくにとって明治神宮大会・大学の部は第2の亀澤恭平を発掘する大会なのです。
ガイナーズは西森選手が横浜ベイスターズから育成枠で指名を受けたため正捕手が抜けてしまいました。申し訳ありませんが、寺崎選手、大川選手はまだ頼りない部分があります。そこでぼくが個人的に白羽の矢を立てたのが柏木選手というわけです。
柏木選手は徳島・阿波高校時代は主将でエースで4番の中心選手でした。投げては140キロに近い球速を計測、登板していないときは捕手を務めていました。
大学進学後、2年秋と3年秋は3割を超える打率を残してベストナインにも選ばれている強肩強打の捕手であります。
ガイナーズは広島育成枠で指名を受けた中村選手、加登脇選手が退団。今のところ長打力もダウンしています。北村選手の入団も決まり、気持ち的に巧打者タイプの選手が多くなった印象があります。
もし柏木選手が加わるのなら、ツボにはまればキャッチャーのポジションと長打力の2つの穴を一気に埋めてくれそうな感じはあります。
守備に関してはスローイングやワンバウンドの処理に課題があるみたいです。それでもいいんです。何かが足りなかったから指名漏れをしたわけです。何か足りない部分を補うために鍛練する場が独立リーグであります。
プロを目指し、チームで1番、練習量をこなしていたそうです。高校、大学と主将を務め、リーダーシップを発揮しているのも好印象です。
徳島県出身という細かいことは抜きにしましょう。もし進路が決まっていないのなら四国にUターンしませんか?
明治神宮大会でお目にかかれないのは本当に残念ではあります。でも、ぜひガイナーズに来てもらいたい選手です。
と言うことで香川でお待ちしております。
がんばろう日本!
“Dash on” NORI
2011年11月02日
なにわで東京対決 後編
9回表、NTT東日本の攻撃。
一死から平野選手がヒットで出塁すると、JR東日本は好投の片山投手から、こちらも抑えの切り札金投手にスイッチ。
越前選手の打席の時に平野選手が牽制タッチアウト。痛いミスが出てしまいます。
嫌な流れで迎えた9回裏。しかし末永投手は落ち着いていました。ムキになってストレートで押すのではなく変化球主体で打者の打ち気をそらす投球で3人で抑えます。
勝負は延長戦へ。
10回表、NTT東日本は二死から小林選手がヒットで出塁し盗塁を決め、二死2塁とするも、続く目黒選手がレフトフライに倒れ勝ち越しならず。
10回裏のJR東日本。
先頭の石川選手が内野安打で出塁します。しかし、途中出場の鈴木選手が試みた送りバントがキャッチャー小フライに。飛び出していた1塁ランナー石川選手が戻れず、これが併殺打に。プレッシャーなのか思うような攻撃ができません。
11回表、3番から始まるNTT東日本の攻撃を金投手が3人で抑え迎えた11回裏。
先頭の途中出場の石岡選手がレフト線へ二塁打を放ちサヨナラのチャンスを作ります。迎える打者は同点ホームランを打っている松本選手。
2球目を振り抜いた打球は左中間フェンス直撃のサヨナラタイムリー二塁打となり勝負が決着しました。
これも人工芝のいたずらとでも言いましょうか。
8回裏のJR東日本、川端選手の左中間への打球はワンバウンドして高いフェンスを越えるエンタイトルツーベースという、普通では考えられないようなことが起こりました。京セラドームでは過去に何回かありましたけど。
サヨナラ二塁打もクッションボールがカバーに入っていたNTT東日本の越前選手の頭の上を越えてしまいました。普通に処理できていたら二塁ランナーは還れてなかったと思うんですよね。
JR東日本は悲願の、涙の初優勝、黒獅子旗を手にしました。
この試合で始球式を務めた元阪神の外野手でJR東日本OBでもある赤星憲広さんも嬉しかったことでしょう。
個人的には不慮の怪我で引退を余儀なくされた赤星さんが再びボールを投げる姿を見られたことにも感動したんですけどね。
この試合で同点ホームランとサヨナラ二塁打を放った松本選手が、この大会でもっとも活躍した選手に贈られる橋戸賞を受賞しました。久々に野手からの選出です。
そして、新人賞にあたる若獅子賞にはサヨナラのチャンスメイクをした石岡選手が選ばれました。2回戦のヤマハ戦で怪我をして戦線離脱をしてしまった齋藤キャプテンの穴をよく埋めてくれたと思います。
試合に敗れ泣いていたNTT東日本の選手たち。快投を演じた小石投手も試合後は涙でした。
本当に素晴らしい投球を見せてくれました。立派な久慈賞の受賞であります。胸を張ってプロに行けばいいんです。プロに行ってもまた感動させるような投球を見せてください。
そして、首位打者賞にはJR東日本東北の安田選手に決まり、小野賞には54年ぶりに完全試合を達成した森内投手が選ばれました。文句なしの受賞です。
今大会は「がんばろう!日本 特別賞」というのがありまして、被災地の仙台市の代表でベスト4まで勝ち進んだJR東日本東北に決まりました。
被災地に明るい話題を届ける見事な活躍でした。
大きな災害に見舞われましたが、本当に無事に大会が行われたことに感謝です。
社会人野球も捨てたもんじゃありません。あまり目立ちませんが、社会人野球でも盛り上がり、これからも人々に元気を与え続けてくれることを願っております。
がんばろう日本!
“Dash on” NORI
一死から平野選手がヒットで出塁すると、JR東日本は好投の片山投手から、こちらも抑えの切り札金投手にスイッチ。
越前選手の打席の時に平野選手が牽制タッチアウト。痛いミスが出てしまいます。
嫌な流れで迎えた9回裏。しかし末永投手は落ち着いていました。ムキになってストレートで押すのではなく変化球主体で打者の打ち気をそらす投球で3人で抑えます。
勝負は延長戦へ。
10回表、NTT東日本は二死から小林選手がヒットで出塁し盗塁を決め、二死2塁とするも、続く目黒選手がレフトフライに倒れ勝ち越しならず。
10回裏のJR東日本。
先頭の石川選手が内野安打で出塁します。しかし、途中出場の鈴木選手が試みた送りバントがキャッチャー小フライに。飛び出していた1塁ランナー石川選手が戻れず、これが併殺打に。プレッシャーなのか思うような攻撃ができません。
11回表、3番から始まるNTT東日本の攻撃を金投手が3人で抑え迎えた11回裏。
先頭の途中出場の石岡選手がレフト線へ二塁打を放ちサヨナラのチャンスを作ります。迎える打者は同点ホームランを打っている松本選手。
2球目を振り抜いた打球は左中間フェンス直撃のサヨナラタイムリー二塁打となり勝負が決着しました。
これも人工芝のいたずらとでも言いましょうか。
8回裏のJR東日本、川端選手の左中間への打球はワンバウンドして高いフェンスを越えるエンタイトルツーベースという、普通では考えられないようなことが起こりました。京セラドームでは過去に何回かありましたけど。
サヨナラ二塁打もクッションボールがカバーに入っていたNTT東日本の越前選手の頭の上を越えてしまいました。普通に処理できていたら二塁ランナーは還れてなかったと思うんですよね。
JR東日本は悲願の、涙の初優勝、黒獅子旗を手にしました。
この試合で始球式を務めた元阪神の外野手でJR東日本OBでもある赤星憲広さんも嬉しかったことでしょう。
個人的には不慮の怪我で引退を余儀なくされた赤星さんが再びボールを投げる姿を見られたことにも感動したんですけどね。
この試合で同点ホームランとサヨナラ二塁打を放った松本選手が、この大会でもっとも活躍した選手に贈られる橋戸賞を受賞しました。久々に野手からの選出です。
そして、新人賞にあたる若獅子賞にはサヨナラのチャンスメイクをした石岡選手が選ばれました。2回戦のヤマハ戦で怪我をして戦線離脱をしてしまった齋藤キャプテンの穴をよく埋めてくれたと思います。
試合に敗れ泣いていたNTT東日本の選手たち。快投を演じた小石投手も試合後は涙でした。
本当に素晴らしい投球を見せてくれました。立派な久慈賞の受賞であります。胸を張ってプロに行けばいいんです。プロに行ってもまた感動させるような投球を見せてください。
そして、首位打者賞にはJR東日本東北の安田選手に決まり、小野賞には54年ぶりに完全試合を達成した森内投手が選ばれました。文句なしの受賞です。
今大会は「がんばろう!日本 特別賞」というのがありまして、被災地の仙台市の代表でベスト4まで勝ち進んだJR東日本東北に決まりました。
被災地に明るい話題を届ける見事な活躍でした。
大きな災害に見舞われましたが、本当に無事に大会が行われたことに感謝です。
社会人野球も捨てたもんじゃありません。あまり目立ちませんが、社会人野球でも盛り上がり、これからも人々に元気を与え続けてくれることを願っております。
がんばろう日本!
“Dash on” NORI