2013年07月26日
モノが違う…


第1試合、プレーボール直前に落雷により試合中断。2回裏一死後に雨による約1時間の中断。その後も空はどんより曇り空。
こんな感じだったので、今日はとても涼しかったです。
夏の大会らしからぬ気候でしたが、選手もやりやすいですし、お客さんも観戦しやすいので、これくらいが丁度いいのです。
7月26日
第95回全国高等学校野球記念愛媛大会
坊っちゃんスタジアム
準決勝第1試合
済美-川之江
済 美000 000 012:3
川之江011 000 000:2
バッテリー
(済)安楽-金子
(川)大西純(2.2)≫土肥(5.2)≫仙波(0.2)-大西達
試合前、川之江サイドは、どのような試合を思い描いていたでしょうか。センバツ決勝の浦和学院のように大勝する試合でしょうか。
イメージトレーニングは出来るかもしれませんが、おそらくそんな考えは微塵もなかったでしょう。
約1時間の中断明け直後の2回裏、昇選手が内野安打で出塁すると大西悠選手のサードゴロで二死2塁とし、高原選手が安楽投手の高めに入ったスライダーの失投を逃さずセンター前に弾き返します。先制したのは川之江でした。
3回裏、一死2塁で久保選手はショートゴロ。二塁ランナーが飛び出していて、3塁へ送球するも、これがランナーに当たる悪送球となり、その間に1点入ります。
川之江としては理想的な展開でした。あとは、このリードをどう守りきるかが焦点でした。
二死1塁でまわってきた安楽投手の第1打席、明らかな敬遠でした。
二死2塁でまわってきた第2打席、周りのお客さんもどうなるか予想はついていました。ここも敬遠でした。それは松井秀喜さんを思い起こさせるようなものでした。
これで今日の安楽投手は、まともに勝負してもらえないことが決定的になりました。済美としては安楽投手以外の野手がどれだけ奮起できるかにかかっていました。
制球の定まらない川之江先発の大西純投手を3回途中で諦め、2番手で登板した土肥投手が7回まで無安打に抑える好投がありました。
7回終了時点で済美1安打。この重苦しいムードを変えたのが1番打者の山下選手でした。
8回の先頭でまわってきた打席でホームランを放ち、済美が1点返します。徐々に流れが済美に傾きはじめました。
二死ランナーなしで安楽投手はここでも敬遠。そりゃスタンドからはブーイングも起こります。気持ちはわかります。ただ、一発打たれたら同点なわけですし、川之江のとった作戦も理解できなくはなかったです。
1点を追う9回表、先頭の代打上田選手がバントヒットで出塁。送りバント後、町田選手、金子選手の連打で同点。さらに林幹選手の犠牲フライで済美が逆転に成功します。
そして満塁でまわってきた安楽投手の打席。ここは敬遠ができない場面。安楽投手の一振りで一気にリードを広げる期待が高まりましたが、ここは空振り三振。
安楽投手は気持ちを切り替えて、ピッチングに専念。9回裏を危なげなく3人で抑えました。済美がセンバツ準優勝の底力で決勝進出を果たしました。
終わってみれば、5安打9奪三振無四球で91球の省エネ投球でした。まともに打たれた打球は1つもありませんでした。
彼の投球は、大阪桐蔭・藤浪投手以来の衝撃を受けました。
打つ方でまともに勝負してもらえなかったモヤモヤは川之江バッテリーにぶつけていたような感じでした。
川之江の4番キャッチャー大西達選手の第3打席、見逃し三振に仕留めた外角のまっすぐは157キロを計測しました。もうね、驚きのあとに笑いが出ました。
川之江・土肥投手の第3打席に投じたストレートはすべて150キロ超でした。
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2013年07月26日
2013年07月26日
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静岡にも行きたかった。
広島にも行きたかった。
島根にも行きたかった。
自分の体はいくつあっても足りません。
本日は第95回全国高等学校野球選手権記念愛媛大会 準決勝
済美−川之江
今治西−松山聖陵
坊っちゃんスタジアムよりお届けいたします。
直前までなかなか決まらない予定。
今年はどこへ行こう?とまた計画を練っていました。
でも、今日この日は初めからここに行こうと決めていました。
2013年の地方大会巡りは、とりあえずここをゴールとします。
出会ったすべての人に感謝です。
がんばろう日本!
“mind-body unity” NORI