2011年03月30日
狙い打ち
東海大相模-大垣日大
大垣日大は初回に幸先よく先制した。ところが葛西投手の出来がよくなかった。
スライダーの制球が定まらない。そうなると、まっすぐに狙いを絞られる苦しい投球だった。甘い球を見逃さなかった東海大相模の打線もお見事だった。
2回までに6失点。ランナーを出して機動力のある東海大相模の足も警戒していた。いや、警戒せざるを得なかったという言い方が正しいか。キャッチャーの時本選手も執拗に牽制していた。バッテリーが無言のプレッシャーをかけられ、相手の術中にはまったような感じもあった。
大垣日大も序盤に大量リードを奪われたが反撃した。6回に4点奪い、この試合はまだわからないというような雰囲気を作った。
しかし、再びチャンスが巡ってきた7回表に一死満塁で無得点だったのが痛かった。
葛西投手は初戦の前から肩甲骨を痛めていた。故障が癒えぬままでの中1日の登板は気の毒に思えた。
初戦の東北戦も別の投手が先発する予定だった。しかし、葛西投手が泣きながら登板を直訴したらしい。エースとしてのプライドだったのだろう。
だが、今日は相手が悪かった。東海大相模とは一昨年の明治神宮大会決勝で対戦している。2年生ながら阿知羅投手との二枚看板として登板していて、データも残っていた。葛西投手の攻略法もわかっていたのだろう。
全国大会での登板も多く、標的にされやすい存在。冬場の走り込みでスケールアップしたけど、さらに上を目指すには今のままでは通用しなくなる。フィジカルの次はテクニック。試行錯誤をしながら、さらに進化するのを見てみたい。
明日から準々決勝。
九州国際大付-北海は九国打線VS北海・玉熊投手といったところか。北海としては接戦に持ちこみたい。
加古川北は日大三に挑む。旋風を巻き起こせるか?
ここまで延長戦がないのも非常に珍しい。
がんばろう日本! のり
大垣日大は初回に幸先よく先制した。ところが葛西投手の出来がよくなかった。
スライダーの制球が定まらない。そうなると、まっすぐに狙いを絞られる苦しい投球だった。甘い球を見逃さなかった東海大相模の打線もお見事だった。
2回までに6失点。ランナーを出して機動力のある東海大相模の足も警戒していた。いや、警戒せざるを得なかったという言い方が正しいか。キャッチャーの時本選手も執拗に牽制していた。バッテリーが無言のプレッシャーをかけられ、相手の術中にはまったような感じもあった。
大垣日大も序盤に大量リードを奪われたが反撃した。6回に4点奪い、この試合はまだわからないというような雰囲気を作った。
しかし、再びチャンスが巡ってきた7回表に一死満塁で無得点だったのが痛かった。
葛西投手は初戦の前から肩甲骨を痛めていた。故障が癒えぬままでの中1日の登板は気の毒に思えた。
初戦の東北戦も別の投手が先発する予定だった。しかし、葛西投手が泣きながら登板を直訴したらしい。エースとしてのプライドだったのだろう。
だが、今日は相手が悪かった。東海大相模とは一昨年の明治神宮大会決勝で対戦している。2年生ながら阿知羅投手との二枚看板として登板していて、データも残っていた。葛西投手の攻略法もわかっていたのだろう。
全国大会での登板も多く、標的にされやすい存在。冬場の走り込みでスケールアップしたけど、さらに上を目指すには今のままでは通用しなくなる。フィジカルの次はテクニック。試行錯誤をしながら、さらに進化するのを見てみたい。
明日から準々決勝。
九州国際大付-北海は九国打線VS北海・玉熊投手といったところか。北海としては接戦に持ちこみたい。
加古川北は日大三に挑む。旋風を巻き起こせるか?
ここまで延長戦がないのも非常に珍しい。
がんばろう日本! のり
2011年03月30日
画になる男

昨日おこなわれたサッカーのチャリティマッチ、日本代表−Jリーグ選抜。
ヤットのFKによる先制ゴールは素晴らしかった。みんなが集まり、喪章を手にとり、天に向かって掲げるシーンは感動した。
阪神大震災を経験した岡崎選手のゴール。
Jリーグ選抜も1点取ってほしいと願っていたら、試合終了が迫ってきた後半37分、カズさんがやってくれた。
44歳でなおも現役。しかも代表チームからゴールを奪うんだから本当に素晴らしいの一言だ。
この試合は被災地でも、テレビが観られる数少ない、限られた環境のなかでパブリックビューイングがおこなわれていたそうだ。
44歳になった今でも、あくなき向上を追求する。そんなカズさんがゴールを決めた。日本のサッカー界を引っ張ってきたからこそ、日本全体が大いに沸き上がった。カズさんのプレー、ゴールには本当に勇気づけられた人は多いと思う。
子どもたちは、昨日の試合を忘れないでほしい。震災を経験した子どもたちが、カズさんのプレー、日本代表、Jリーグ選抜の選手たちの姿に憧れて、数年後、Jリーグのピッチに立っていたとしたら、これほど嬉しいものはない。
前にも書いた記憶があるけど、世界には貧しい家庭で育った少年が、憧れの選手のプレーを見て、夢を追い求め、手作りのサッカーボールを裸足で蹴っていたりする。
今はサッカーすら出来る環境がないかもしれないけど、昨日の試合を観た子どもたちが、ひとりでも多く、サッカーをやりたいと思ってくれればいいなと思う。悲惨な状況だけど、どうか希望は捨てず、夢を持ち続けていてほしい。
がんばろう日本! のり