2012年02月10日
1年戦うだけの体力
ここで少し、去年のアイランドリーグのタイトル受賞者を紹介します。
野手部門
【首位打者】
古卿大知(愛媛MP) .372
【最多打点】
リ・ミョンファン(香川OG) 54
【最多本塁打】
迫留駿(高知FD) 12
【最多盗塁】
流大輔(高知FD) 33
投手部門
【最優秀防御率】
岩根成海(徳島IS) 0.68
【最多勝利】
大川学史(徳島IS)
高尾健太(香川OG) 15
【最多セーブ】
富永一(徳島IS) 18
【最多奪三振】
高尾健太(香川OG) 129
これを見て面白いと思ったのは、去年のチャンピオンの徳島の選手から打撃部門でタイトル受賞者がいないけど、投手部門はほぼ独占していることです。
岩根投手なんか中継ぎで最優秀防御率のタイトルを受賞しています。今の日本の野球において、投手の起用も分業制が主流になっています。先発、中継ぎ、抑え、それぞれの役割を任された投手が、揃ってタイトルを受賞するんですから、そりゃ強いわけです。
一昨年も調べてみると、最優秀防御率が前川投手で、最多勝利が高尾投手で最多セーブが橋本投手で、最多奪三振が高尾投手でした。一昨年、日本一になったガイナーズの投手が独占しています。
一部、例外の年もありますが、野手よりも投手の成績がチームの成績に大きく反映されています。ここ2年においてはそれが顕著に表れています。
「野球はピッチャーだ」と言う人は多いです。ぼくもその1人です。
去年のガイナーズ、前期の低迷は、まずは前川投手の不調が大誤算でした。後期は7月に高尾投手の大車輪の活躍があったものの、山中投手、宇高投手の相次ぐ戦線離脱があり、投手の台所事情が苦しくなりました。そこで塚本投手を緊急補強したりもしました。大場投手が救世主にならなければ、後期優勝すら危うい状況でした。
今年はどうなのでしょうか?
去年の終盤に救世主になった大場投手は、活躍したのが1ヶ月ちょっとなので、まだ完全に信用を勝ち取ったわけではありません。
中野投手なんかも期待されているみたいですが、高卒の投手が1年目から活躍することの難しさを痛感しています。
覇権奪回を目標に掲げるのであれば、投手陣が1年戦うだけの体力をつけることも必要になってくるでしょう。
高知FDもいい例だと思います。一昨年の前期は最終戦まで優勝争いを演じましたが、後期は失速しました。昨年も前期途中までは調子がよかったものの、6月から失速し、その後は低迷しました。
一昨年は前期優勝を逃し、気落ちしたのかもしれません。失速の原因の1つとして、投手陣の体力が持たなかったというのもあると思います。今年はトレードで愛媛から井川投手を獲得したりと、投手陣の枚数を増やしてきました。準備はしてきている印象はあります。
去年、徳島にチャンピオンシップで敗れて、選手たちは悔しい思いをしました。その思いに球団や首脳陣は応えられているでしょうか。
選手の力だけでは、どうにもならないことだってあります。みんな一体になって、同じ方向に向かなければ、覇権奪回は不可能な話です。
もし、優勝を逃したとしたら、それは選手の力不足だけでは片付けられない問題です。このままだと今年はそれなりの覚悟を持って挑まないといけないシーズンなのかもしれません。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI
野手部門
【首位打者】
古卿大知(愛媛MP) .372
【最多打点】
リ・ミョンファン(香川OG) 54
【最多本塁打】
迫留駿(高知FD) 12
【最多盗塁】
流大輔(高知FD) 33
投手部門
【最優秀防御率】
岩根成海(徳島IS) 0.68
【最多勝利】
大川学史(徳島IS)
高尾健太(香川OG) 15
【最多セーブ】
富永一(徳島IS) 18
【最多奪三振】
高尾健太(香川OG) 129
これを見て面白いと思ったのは、去年のチャンピオンの徳島の選手から打撃部門でタイトル受賞者がいないけど、投手部門はほぼ独占していることです。
岩根投手なんか中継ぎで最優秀防御率のタイトルを受賞しています。今の日本の野球において、投手の起用も分業制が主流になっています。先発、中継ぎ、抑え、それぞれの役割を任された投手が、揃ってタイトルを受賞するんですから、そりゃ強いわけです。
一昨年も調べてみると、最優秀防御率が前川投手で、最多勝利が高尾投手で最多セーブが橋本投手で、最多奪三振が高尾投手でした。一昨年、日本一になったガイナーズの投手が独占しています。
一部、例外の年もありますが、野手よりも投手の成績がチームの成績に大きく反映されています。ここ2年においてはそれが顕著に表れています。
「野球はピッチャーだ」と言う人は多いです。ぼくもその1人です。
去年のガイナーズ、前期の低迷は、まずは前川投手の不調が大誤算でした。後期は7月に高尾投手の大車輪の活躍があったものの、山中投手、宇高投手の相次ぐ戦線離脱があり、投手の台所事情が苦しくなりました。そこで塚本投手を緊急補強したりもしました。大場投手が救世主にならなければ、後期優勝すら危うい状況でした。
今年はどうなのでしょうか?
去年の終盤に救世主になった大場投手は、活躍したのが1ヶ月ちょっとなので、まだ完全に信用を勝ち取ったわけではありません。
中野投手なんかも期待されているみたいですが、高卒の投手が1年目から活躍することの難しさを痛感しています。
覇権奪回を目標に掲げるのであれば、投手陣が1年戦うだけの体力をつけることも必要になってくるでしょう。
高知FDもいい例だと思います。一昨年の前期は最終戦まで優勝争いを演じましたが、後期は失速しました。昨年も前期途中までは調子がよかったものの、6月から失速し、その後は低迷しました。
一昨年は前期優勝を逃し、気落ちしたのかもしれません。失速の原因の1つとして、投手陣の体力が持たなかったというのもあると思います。今年はトレードで愛媛から井川投手を獲得したりと、投手陣の枚数を増やしてきました。準備はしてきている印象はあります。
去年、徳島にチャンピオンシップで敗れて、選手たちは悔しい思いをしました。その思いに球団や首脳陣は応えられているでしょうか。
選手の力だけでは、どうにもならないことだってあります。みんな一体になって、同じ方向に向かなければ、覇権奪回は不可能な話です。
もし、優勝を逃したとしたら、それは選手の力不足だけでは片付けられない問題です。このままだと今年はそれなりの覚悟を持って挑まないといけないシーズンなのかもしれません。
がんばろう日本!
“new challenges and my new style” NORI