2011年02月15日
引退表明
速かった。とにかく全盛期は速かった。まるで3倍速くらいの早送りの映像を見ているかのようだった。超人的なスピードと高いテクニックとは裏腹に、選手生活は怪我や病気との闘いでもあった。
彼がボールを持つと世界が変わった。「ファールをしてでも止められない」と言われたほどのスピード。ディフェンダーが2人がかりで止めにいっても、その狭い間を一瞬で突破してしまう。スピードだけでなく、体当たりしてでも止めにいったディフェンダーをも吹き飛ばしてしまう力強さ、フィジカルの強さがあった。まるでボールが足に吸いつくかのようなボールコントロールに正確なシュート。そのすべてが見るものの度肝を抜かせた。
そんな彼にも悪夢が襲いかかった。2大会連続の優勝を目指したW杯フランス大会。ブラジルは決勝まで進んだものの、自身は体調不良により精彩を欠きチームもフランスに敗れた。
4年後の日韓大会で雪辱を果たそうと、再スタートした矢先に再び悪夢が襲いかかる。2度にわたる右膝十字靭帯断裂。選手生命すら危ぶまれた。それでも1年半以上にも及ぶ懸命なリハビリを経て、戻ってきた。
W杯日韓大会、全盛期に比べるとスピードは劣ったものの高いテクニックは健在だった。この大会で8得点を挙げ得点王になった。神懸かり的な好セーブを連発していたドイツの正ゴールキーパー、オリバー・カーンですら止められなかった。チームも優勝に導き、復活を遂げた。その後、W杯ドイツ大会でも3得点を挙げ、W杯の通算最多得点に躍り出る。
数々の輝かしい実績を残しながらも、やはり大怪我が付きまとう。今度は左膝の腱を断裂。それに加え、甲状腺機能が低下する病気も患っていた。これが原因でサッカー選手としての人生に幕をおろした。
ロナウド、34歳で現役引退。若くして引退するサッカー選手は多いけど、彼が残した強烈な印象を思うと、まだまだやれそうな気がするし、まだまだ続けてほしかった。でも体は思った以上にボロボロだし、無理は言えない。
今までお疲れさまでした。あなたは、1990年代から2000年代にかけての最強のストライカーでした。
“Dash on” NORI
彼がボールを持つと世界が変わった。「ファールをしてでも止められない」と言われたほどのスピード。ディフェンダーが2人がかりで止めにいっても、その狭い間を一瞬で突破してしまう。スピードだけでなく、体当たりしてでも止めにいったディフェンダーをも吹き飛ばしてしまう力強さ、フィジカルの強さがあった。まるでボールが足に吸いつくかのようなボールコントロールに正確なシュート。そのすべてが見るものの度肝を抜かせた。
そんな彼にも悪夢が襲いかかった。2大会連続の優勝を目指したW杯フランス大会。ブラジルは決勝まで進んだものの、自身は体調不良により精彩を欠きチームもフランスに敗れた。
4年後の日韓大会で雪辱を果たそうと、再スタートした矢先に再び悪夢が襲いかかる。2度にわたる右膝十字靭帯断裂。選手生命すら危ぶまれた。それでも1年半以上にも及ぶ懸命なリハビリを経て、戻ってきた。
W杯日韓大会、全盛期に比べるとスピードは劣ったものの高いテクニックは健在だった。この大会で8得点を挙げ得点王になった。神懸かり的な好セーブを連発していたドイツの正ゴールキーパー、オリバー・カーンですら止められなかった。チームも優勝に導き、復活を遂げた。その後、W杯ドイツ大会でも3得点を挙げ、W杯の通算最多得点に躍り出る。
数々の輝かしい実績を残しながらも、やはり大怪我が付きまとう。今度は左膝の腱を断裂。それに加え、甲状腺機能が低下する病気も患っていた。これが原因でサッカー選手としての人生に幕をおろした。
ロナウド、34歳で現役引退。若くして引退するサッカー選手は多いけど、彼が残した強烈な印象を思うと、まだまだやれそうな気がするし、まだまだ続けてほしかった。でも体は思った以上にボロボロだし、無理は言えない。
今までお疲れさまでした。あなたは、1990年代から2000年代にかけての最強のストライカーでした。
“Dash on” NORI
2011年02月15日
評論家も人間
あしたさぬきブロガーのやすながさんが実戦登板した斎藤佑樹投手の投球内容が新聞で批判されてたことを自身のブログに書かれていた。
たしかに批判ばかりされてたら気分は悪い。斎藤投手は人気もあるので、絶対に成功してほしいという、期待の表れだとも思う。逆を言えば、絶賛ばかりして、もしシーズンで結果を残せなかったら評論家としての立場を疑われてしまう。このへんのさじ加減はむずかしい。
一昨年、阪神は赤星さんが惜しまれつつ引退をした。そこで赤星さんの穴埋めとしてやって来たのがマートン選手だった。
近年の阪神の外国人野手というのは期待外れの成績でファンを失望させてしまっていた。そんなこともあって、マートン選手に向けられる目は厳しかった。活躍できないだろうという意見も多かった。「赤星の代わりはマートンには無理」なんて見出しもあった。その時は赤星さんの代わりなんて世界中のどこを探しても見つからないと思ったものだ。
ところが、マートン選手は開幕から打ちまくった。終わってみれば、イチロー選手の持っていた年間210安打を超える214安打を記録し、日本プロ野球の歴史に名を残すほどの活躍をした。
開幕直前になると評論家がたくさん集まって、順位予想がおこなわれる。順位を予想して、評論家が熱弁をふるっているのだが、私はこれが大嫌いだ。
毎年、順位を的中させている評論家が何人いるのか?
ほとんどの評論家が予想を外している。これほどアテにならないものはない。
ほんのごくわずかな一例を挙げたが、ひとつ言えるのは、評論家の意見は鵜呑みにしてはいけないということだ。
なかには鋭い指摘で「なるほど」と思わせてくれる人もいる。時として疑問を解決してくれることもある。そういうのは、自分にとってもすごく勉強になるし、自分の中にも吸収したいと思う。
人の考えは、みんな一致するものではない。評論家の意見がすべて正しいとは思わない。だから自分の考えをベースにして、参考になる意見だけを取り入れたらいいと思う。
“Dash on” NORI
たしかに批判ばかりされてたら気分は悪い。斎藤投手は人気もあるので、絶対に成功してほしいという、期待の表れだとも思う。逆を言えば、絶賛ばかりして、もしシーズンで結果を残せなかったら評論家としての立場を疑われてしまう。このへんのさじ加減はむずかしい。
一昨年、阪神は赤星さんが惜しまれつつ引退をした。そこで赤星さんの穴埋めとしてやって来たのがマートン選手だった。
近年の阪神の外国人野手というのは期待外れの成績でファンを失望させてしまっていた。そんなこともあって、マートン選手に向けられる目は厳しかった。活躍できないだろうという意見も多かった。「赤星の代わりはマートンには無理」なんて見出しもあった。その時は赤星さんの代わりなんて世界中のどこを探しても見つからないと思ったものだ。
ところが、マートン選手は開幕から打ちまくった。終わってみれば、イチロー選手の持っていた年間210安打を超える214安打を記録し、日本プロ野球の歴史に名を残すほどの活躍をした。
開幕直前になると評論家がたくさん集まって、順位予想がおこなわれる。順位を予想して、評論家が熱弁をふるっているのだが、私はこれが大嫌いだ。
毎年、順位を的中させている評論家が何人いるのか?
ほとんどの評論家が予想を外している。これほどアテにならないものはない。
ほんのごくわずかな一例を挙げたが、ひとつ言えるのは、評論家の意見は鵜呑みにしてはいけないということだ。
なかには鋭い指摘で「なるほど」と思わせてくれる人もいる。時として疑問を解決してくれることもある。そういうのは、自分にとってもすごく勉強になるし、自分の中にも吸収したいと思う。
人の考えは、みんな一致するものではない。評論家の意見がすべて正しいとは思わない。だから自分の考えをベースにして、参考になる意見だけを取り入れたらいいと思う。
“Dash on” NORI