2011年02月16日
物足りなさ
11日の練習試合のヤクルト戦に続き今日の日本ハム戦も打てなかった。ヒットにはならなかったけど、若手で自分のスイングが出来たのは代打で登場した森田選手くらいだろうか。
それ以前に、今年のキャンプは若手の元気のなさが非常に気になる。
野原将選手、大和選手は初めて1軍キャンプに呼ばれた時、練習試合でミスをして、その上「元気がない」との理由で二軍のキャンプ地安芸に強制送還された過去がある。その時のことを覚えているのだろうか。
野原将選手は練習試合で球際の弱さをモロに露呈した。これをいいように捉えて、特守でもして補っていくしかない。
「新井さんからレギュラーを獲る」
これくらいの気持ちでやらなければ、今年も1軍入りは無理なんじゃないかと思ってしまう。
他の若い選手もどうだろうか。
「鳥谷さんからレギュラーを獲る」
「平野さんからレギュラーを獲る」
こんな気持ちで練習に取り組んでいる選手は一体何人いるだろうか。
去年、1軍を経験した若手も、それくらいで満足しているようでは、それ以上の成長はない。いつまでたってもスーパーサブでいいのなら、満足してもらって構わないけど。
今日の日本ハムとの練習試合では、主力の鳥谷選手、平野選手がスタメンに名を連ねた。
これだけでも同じポジションを守る二遊間の大和選手、上本選手はアピールする機会が減ってしまう。
平野選手はこう言った。
「レギュラー獲るつもりでやっている。一番下手だと思ってやっている。(若手が)おとなしくやってもらった方が、僕は生きていけるんで。刺激を与えて、自分が干されないように頑張ります。プロの世界は勝負ですからね」(サンスポ)
主力の選手でさえ、これくらいの意気込みでやっている。若い選手はどうなんだろうか。
優勝、優勝と口酸っぱく言ってるけど、レギュラーを脅かすくらいの若手が出てこないと厳しいと思う。
1軍キャンプに参加している阪神の若手野手を見ていると、何だかものすごく歯痒い思いをしてしまう。
“Dash on” NORI
それ以前に、今年のキャンプは若手の元気のなさが非常に気になる。
野原将選手、大和選手は初めて1軍キャンプに呼ばれた時、練習試合でミスをして、その上「元気がない」との理由で二軍のキャンプ地安芸に強制送還された過去がある。その時のことを覚えているのだろうか。
野原将選手は練習試合で球際の弱さをモロに露呈した。これをいいように捉えて、特守でもして補っていくしかない。
「新井さんからレギュラーを獲る」
これくらいの気持ちでやらなければ、今年も1軍入りは無理なんじゃないかと思ってしまう。
他の若い選手もどうだろうか。
「鳥谷さんからレギュラーを獲る」
「平野さんからレギュラーを獲る」
こんな気持ちで練習に取り組んでいる選手は一体何人いるだろうか。
去年、1軍を経験した若手も、それくらいで満足しているようでは、それ以上の成長はない。いつまでたってもスーパーサブでいいのなら、満足してもらって構わないけど。
今日の日本ハムとの練習試合では、主力の鳥谷選手、平野選手がスタメンに名を連ねた。
これだけでも同じポジションを守る二遊間の大和選手、上本選手はアピールする機会が減ってしまう。
平野選手はこう言った。
「レギュラー獲るつもりでやっている。一番下手だと思ってやっている。(若手が)おとなしくやってもらった方が、僕は生きていけるんで。刺激を与えて、自分が干されないように頑張ります。プロの世界は勝負ですからね」(サンスポ)
主力の選手でさえ、これくらいの意気込みでやっている。若い選手はどうなんだろうか。
優勝、優勝と口酸っぱく言ってるけど、レギュラーを脅かすくらいの若手が出てこないと厳しいと思う。
1軍キャンプに参加している阪神の若手野手を見ていると、何だかものすごく歯痒い思いをしてしまう。
“Dash on” NORI
2011年02月16日
矢野の後継者
プロ野球練習試合、日本ハム−阪神より。
11日に行われたヤクルトとの練習試合はいいところなく、阪神は3安打完封負け。今日も若手中心の打線はいいところがなかった。
そんな中でもいいアピールできたのは小宮山選手だろうか。代打で登場してライトオーバーの二塁打。その後の柴田選手の送りバントはピッチャー前に強く転がり三塁でタッチアウトになった。判断よく二塁へ戻っていれば、もっとよかったのだが。
評価したいのは打撃面ではなくリード面。特に印象に残ったのは中田選手に対して追い込んでから3球連続で内角にまっすぐを要求した場面。中田選手は一発のある打者であり、今日の試合でもホームランを打っていた。普通ならビビってしまって、なかなか要求できない。結果的に内角球は上手くカットされて最後は外の沈む球を打たれてピッチャー強襲のタイムリー内野安打になったけど、これは中田選手が一枚上。大胆で意外性のあるリードは面白いものがあったし、中田選手との対戦も見応えがあった。
同点で迎えた9回裏、サヨナラのピンチもあったが、無失点で切り抜けた。こういう場面なんか、キャッチャーの腕の見せどころでもある。練習試合とはいえ、この痺れるような場面を乗りきったのは評価できる。
補足を付け足すが、筒井投手も投球内容には不満が残ったかもしれないが、苦しみながらもサヨナラのピンチを乗りきったことは評価できる。3人でピシャリが理想的なのかもしれないが、ピンチでいかに失点しないかが、本当の真価を問われる場面なのだから。
あと二死1、2塁でライト柴田選手の守備位置が深かったのが気になった。二塁ランナーが還ればサヨナラ負けなんだから、もっと前で守っていてもよかった。ちゃんと本番を想定してやっているのか疑問に残った。
話を小宮山選手に戻す。ある日のシート打撃で鶴投手をリードしていて、打者は岡崎選手。内角にシュートを要求して、それを打った岡崎選手は足に自打球を当てるという場面があった。猛虎キャンプレポートの解説を務めていた矢野輝弘さんが、この1球を褒めていた。
「味方相手に内角はなかなか要求できない。でも(岡崎選手は)同じポジションのライバルで競争しているわけだから攻めなきゃいけない。この1球は小宮山の成長が見えた」と。
ここまではいいアピールができているように思う。今年に限らず、前からリード面は評価されていた。今年から矢野さんがつけていた39番を背負う。現状に満足せず、背番号だけでなく名実共に矢野さんに追いつけ追い越せな存在になってもらえれば面白い。
“Dash on” NORI
11日に行われたヤクルトとの練習試合はいいところなく、阪神は3安打完封負け。今日も若手中心の打線はいいところがなかった。
そんな中でもいいアピールできたのは小宮山選手だろうか。代打で登場してライトオーバーの二塁打。その後の柴田選手の送りバントはピッチャー前に強く転がり三塁でタッチアウトになった。判断よく二塁へ戻っていれば、もっとよかったのだが。
評価したいのは打撃面ではなくリード面。特に印象に残ったのは中田選手に対して追い込んでから3球連続で内角にまっすぐを要求した場面。中田選手は一発のある打者であり、今日の試合でもホームランを打っていた。普通ならビビってしまって、なかなか要求できない。結果的に内角球は上手くカットされて最後は外の沈む球を打たれてピッチャー強襲のタイムリー内野安打になったけど、これは中田選手が一枚上。大胆で意外性のあるリードは面白いものがあったし、中田選手との対戦も見応えがあった。
同点で迎えた9回裏、サヨナラのピンチもあったが、無失点で切り抜けた。こういう場面なんか、キャッチャーの腕の見せどころでもある。練習試合とはいえ、この痺れるような場面を乗りきったのは評価できる。
補足を付け足すが、筒井投手も投球内容には不満が残ったかもしれないが、苦しみながらもサヨナラのピンチを乗りきったことは評価できる。3人でピシャリが理想的なのかもしれないが、ピンチでいかに失点しないかが、本当の真価を問われる場面なのだから。
あと二死1、2塁でライト柴田選手の守備位置が深かったのが気になった。二塁ランナーが還ればサヨナラ負けなんだから、もっと前で守っていてもよかった。ちゃんと本番を想定してやっているのか疑問に残った。
話を小宮山選手に戻す。ある日のシート打撃で鶴投手をリードしていて、打者は岡崎選手。内角にシュートを要求して、それを打った岡崎選手は足に自打球を当てるという場面があった。猛虎キャンプレポートの解説を務めていた矢野輝弘さんが、この1球を褒めていた。
「味方相手に内角はなかなか要求できない。でも(岡崎選手は)同じポジションのライバルで競争しているわけだから攻めなきゃいけない。この1球は小宮山の成長が見えた」と。
ここまではいいアピールができているように思う。今年に限らず、前からリード面は評価されていた。今年から矢野さんがつけていた39番を背負う。現状に満足せず、背番号だけでなく名実共に矢野さんに追いつけ追い越せな存在になってもらえれば面白い。
“Dash on” NORI